東京都オープンソース公開ガイドラインについて About Tokyo OSS Guideline
*Please scroll down for the English Summary.
こんにちは!
このOpenChain Japan Advent Calendarを企画しているPromotion SGの遠藤です。
本日はオープンソースが企業だけではなく、よりパブリックな世界にも拡大していることや
OSSの管理だけでなく、組織がコミュニティの貢献を加速するための仕組み作りも進んでいることを示す事例を紹介させて頂きたいと思います。
2021年10月東京都から「東京都オープンソース公開ガイドライン」のβ版が公開になりました。
OpenChain JWGからも小保田さん、大崎さん、私の3名でβ版の編集にご協力させて頂きました。
なぜ策定された?
本ガイドラインの作成の経緯の詳細は東京都のフェローとしてレビューに参加された
関さんのnote記事をご参照頂ければと思いますが、
「東京都新型コロナウイルス対策サイト」のOSS化がきっかけとなったということです。
このサイトへ台湾のオードリータン氏をはじめ多くの方がコントリビューションし、
またこのサイトのコードを利用して様々な自治体が対策サイトを立ち上げていったことは、
まさにオープンソースのメカニズムが体現されており、
今後もこのような活動を行うための指針としてこのガイドラインが策定されたのです。
出典:https://github.com/Tokyo-Metro-Gov/tokyo-oss-guideline/blob/main/README.md
どんな内容?
本ガイドラインは、オープンソースとして公開するときの役割分担、ルールやプロセスといった事項だけではなく、
なぜOSS化を行うべきかということや、ライセンスについても包括的にまとめられており、
組織がコミュニティへの貢献を行うために必要な知識を学ぶためにも非常に有用なドキュメントとなっています。
最近はコミュニティ貢献を含めたオープンソース利活用を進めるために企業等では世界的に社内専門組織であるOSPO(Open Source Program Office)の設置が進んでおり、
OpenChain標準でもコントリビューションポリシーやプロセスの策定についての項目もあります。
オープンソースの利用と貢献は表裏一体のものであり、車の両輪のようなものです。
そのような意味でも今回の東京都の取組は非常に興味深いものです。
企業や自治体においてもこのような動きが拡大していくことが期待されます。
出典:https://github.com/Tokyo-Metro-Gov/tokyo-oss-guideline/blob/main/pdf/東京都オープンソース公開ガイドライン.pdf
明日は?
明日は、私が本件に協力させて頂くきっかけとなったイベントの主催者である高須さんの登場です。
高須さんは中国のオープンソースコミュニティで活躍されており、他にはない経験をお持ちの方でですので
非常に興味深い記事になると思いますので、お楽しみに!
English Summary
Hi!
I’m Masato ENDO who is the leader of OpenChain Japan WG Promotion SG which is planning this Advent Calendar.
Today I’d like to introduce a case showing that opensource is spreading public sector also in Japan.
In October 2021, Tokyo Metropolitan government released beta version of “TOKYO OSS Guidline ”which is the guide for contribution by Tokyo Metropolitan government.
Some OpenChain members supported to review this document.
Tokyo’s COVID-19 Information Website became very famous OSS model case of government in Japan. So, they discussed the guideline to accelerate contributed.
The background of release the document is explained at Seki-san’s Note.
This document is useful for all people would like to contribute open source community.
So, please check it!
Author And Source
この問題について(東京都オープンソース公開ガイドラインについて About Tokyo OSS Guideline), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/MasatoENDO/items/69c2f4f005e304943d7e著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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