「豆腐の角に頭をぶつけて〇ね!!」を実現してみた


豆腐の角

「豆腐の角に頭をぶつけて〇ね!!」という言葉を聞いたことがありますか?
これは「死ね」という罵倒表現を冗談めかして滑稽に述べる言い方であり、落語に由来するものと言われています。

そうです


豆腐は脆く、実際には実現不可能な事象です。

そこで


今回はこの問題を実現するために考えてみました。

使用する豆腐の設定


この実験をするためには、そのままの脆い豆腐を、速度と空気抵抗に耐えれるものにしなければいけません。
そのような、 高速度かつ空気抵抗の低い物体 といえば弾丸が思い浮かんだので、豆腐の状態を弾丸に近づける工程を行います。この工程では


  • できるだけの空気抵抗をなくす
  • 速度を上げる


の二つが特に重要になってきます。

鉛でできている弾丸の密度は11.34g/立方センチメートルであることが分かっています。豆腐の密度をこれに近づけるには

密度=質量÷体積


の計算をすればよいことが分かります。

<計算>

弾丸の密度に近づけたいので、

密度の値は11.34


質量は、一般的な豆腐(重さ:280g、カロリー:157kcal)1.12g


よって豆腐を弾丸に近づけるには、体積をxとすると

11.34=1.12/x


x=0.09


よって、体積0.09g/立方センチメートルの豆腐を用意することで、豆腐は弾丸になります。

体積0.09だと、0.4×0.4×0.4というミジンコレベルの大きさ(ミジンコの大きさは1ミリメートル前後)の豆腐が出来上がってしまいますが気にしないようにしましょう。

豆腐以外を使用したい方のために

「豆腐じゃなくて、違う物でやりたい!!!!」

という方のために、入力した物質を弾丸に近づけるための体積を表示するプログラムを作ってみました。

tohu
include <stdio.h>
int main(void)
{
    char name[30];
    double g;
    double volume = 0;

    printf("使用する物質名を入力してください:");
    scanf("%s", name);
    printf("物質の質量を入力してください:");
    scanf("%lf", &g);

    volume = volume + g / 11.34;

    printf("%sを弾丸に近づけるには、%fcm/立法センチメートルの体積が必要です。", name, volume);

    return 0;
}