開発アプリ3つのリリース後📊【広報・反響・改善点】


はじめに

開発したアプリについてそれぞれ以下のようなことを書いていきます。サービスやアプリのリリース後についての参考になれば幸いです。

・機能の簡単な説明
・広報活動
・その後の反響など
・改善点や展望

なお、記事内のアプリは全てiOS向けのものです。

禁欲フィルタ

アプリの機能

「大人のためのコンテンツフィルタ」がコンセプトのアプリです。Safari拡張成人向けサイト、性的に過激な単語や広告をブロックします。継続日数を記録し、それを共有することで自分にプレッシャーをかけることもできます。誘惑の多い現代において健康や集中のための節制を必要とする人を対象にしています。

広報活動

広告としてApple Search Adsを使用しました。ただ本格的な販促ではなく試験的な導入で、無料のクレジット分を大体5000円分ほど使用しました。表示形式はストアでの検索時に広告が直接表示されるタイプを選択しました。

リリース後の反響

広告の効果によってダウンロード数が伸びました。App Storeで直接表示されるだけあって誘導力は大きいようです。他の広告との細かい比較はしていないですが、知名度の低いものでも結果が出せると思います。

また、海外からでの人気が想定以上にありました。このアプリは日本語以外は英語にしか対応していません。それにも関わらず、ロシアやサウジアラビアなどの国々でも利用されているようです。文化的に需要の高さや必要性が違うのかもしれません。

今後の展望

海外需要に合わせてローカライズに力を入れることにしました。ただSafari拡張機能のチュートリアルはそれぞれ翻訳するのが手間なので、図や動画を中心にしたものに切り替えていくつもりです。

ミュート

アプリの機能

「やさしいインターネット」がコンセプトのアプリです。Safari拡張として過激な単語やコメント欄を非表示にすることでネット上の誹謗中傷や炎上記事を避けることができます。誹謗中傷の被害のニュースを受け、何かできるはことないかと思い作成しました。

広報活動

このアプリは広告を使用せず自分からの情報発信のみを行ないました。具体的にはnote、Qiitaや各種SNSでの投稿です。開発中にもコンセプトや進捗を記事にしていました。

リリース後の反響

記事はかなりの反響をいただきました。特にここQiitaでは、皆さんのおかげで2つの関連記事がどちらもトレンド入りする快挙を果たすことができました。もともとのフォロワーも少なくSNSでの情報発信は不安でしたが、他の方が記事を共有してくださることもありました。

今後の展望

以前の記事でもご紹介した通り、コメント欄ブロックの対応サイトを増やすことが当面の目標です。まずはTwiiterに対応したいと考えています。またMac版の開発にも取り掛かろうと思っています。

メディット

アプリの機能

詳細はこちらの記事で紹介しています

「高齢者の孤独防止」がコンセプトのアプリです。毎日の予定、服薬や散歩などを達成したかどうかとその日の気分を共有します。

既存の見守りサービスはお年寄りの情報を一方的に送信する様なものばかりでした。しかし、家族の健康を気遣う気持ちはお互い様です。そこでお年寄りと家族の双方向でのコミュニケーションにこだわっています。

広報活動

ログイン関連の実装に手間取ったため、リリースは12月2日となってしました。そのため広報活動も記事をひとつ書いただけとなっています。

リリース後の反響

正直まだ反響と呼べるものはありません。上述の記事もアドベントカレンダーの時期と重なったためか、他の記事よりも読まれていませんでした。Qiitaに限らず年末年始は情報が飛び交うので、情報発信のタイミングや内容には特に気をつける必要があるのかもしれません。

今後の展望

チュートリアル画面やUIは常に改善していくつもりです。お年寄りの使用を想定している以上、主な方針として機能より使用感を優先したいと思っています。

まとめ

広報について

広告を利用したのは一回のみでしたが、思ったよりも安価に試すことができるのは驚きでした。ちょっとした市場調査にもなります。抵抗がある方も、お試しクレジット分でもやってみると思わぬ反響があるかもしれません。

記事やSNSで直接反応をいただくことも重要ですし、精神的にもとても励みになります。ただし一朝一夕の取り組みでは注目をしてもらうことはできません。知識を整理するという意味合いも込めて、定期的な情報発信は必要不可欠だと思います。

開発について

色々こだわって開発に時間がかけるよりシンプルでも世に出す方が優先だとよく言われます。確かに、アイデアや反響が期待通りでなくても自分の経験としては有意義だったことはたくさんありました。

慣れによって完成までの時間も短くなります。「メディット」本体の開発には一ヶ月もかかっていません。思い立ったらまずは形にしてみる、というのはやはり大切なことだと思います。

さいごに

開発は楽しいものですが、完成品を世の中のために生かすにはリリース後のことも気にかけなくてはなりません。技術だけではなく偶然も関わってくる一方で個人開発では時間がかけられない時もあります。

私自身の経験もそんな中でのもので、まだまだ知識をつけていく必要があると思っています。今回の記事がどれほど参考になるかはわかりませんが、みなさんの取り組みに役立ててもらえると嬉しいです。