Overleafを使ってSATySFiファイルを共同編集しましょう!
SATySFi Advent Calendar 2021 2日目の記事です。
まずは、以下のツイートを見てください。
そういえば #Overleaf って #SATySFi に対応しているんですね。 pic.twitter.com/Vx1tXclDVU
— yasuo_ozu@量子コンピュータエンジニア (@yasuo_ozu) July 30, 2021
Overleafを使えば、Web上でSATySFiファイルを共同編集できます!!
どういうこと?
というのは半分ネタなのですが、以下真面目にいきます。
Overleafは、主にLaTeXで書かれた原稿を共同編集できるWebアプリです。
登録だけで手軽に使えるSaaS版が有名ですが、今回使うのはオープンソース版のOverleaf。これにSATySFiでも使えるように簡単な改造を施しました。
ここで説明する方法では、アプリをDockerを使って手動で起動して使う必要があり、また共同編集するためにはインターネットからアクセスできるような設定が別途必要になります。
起動
-
改造版のOverleafを入手します。
-
Dockerをインストールし有効化します。
-
docker-composeをインストールします。
- 改造版Overleafのディレクトリで
docker-compose up -d
を実行します。
アカウント作成
docker-compose up -d
を実行します。以下のページを参考に作業します。
docker exec sharelatex /bin/bash -c "cd /var/www/sharelatex; grunt user:create-admin [email protected]"
上記コマンド実行中にパスワード入力用URLが表示されます。
画面操作
-
http://localhost:80/ にアクセスしログインします。
- 「Create First Project」から「Blank Project」を選択しプロジェクトを作成します。
- すると下のような画面になります
左上の「新規ファイル作成」アイコンから「latexmkrc」ファイル(拡張子は無し)を作成し以下の内容を入力します。
`satysfi test.saty -o output.pdf 2>&1 > output.log`;
exit(0);
左上の「新規ファイル作成」アイコンから「test.saty」ファイルを作成し以下の内容を入力します。
@require: stdjareport
document (|
title = {test};
author = {yasuo-ozu};
|) '<
+p {hello}
>
緑色の「Recompile」を押すと、コンパイル結果が右側の画面に表示されます!
パッケージの追加について
SATySFiをさらに活用するためにパッケージをインストールしたくなると思います。その場合、現在のところWeb画面上でパッケージを追加することができないため、プロジェクト直下のDockerfile
を編集することになります。
現在制作中のパッケージマネージャ兼仮想環境satyst
ができれば、latexmkrc
のみの変更でパッケージを追加できるようになると思います。
さいごに
OverleafはGit経由でも使える(http認証ですが)ので便利に活用できるのではないでしょうか。
Author And Source
この問題について(Overleafを使ってSATySFiファイルを共同編集しましょう!), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/yasuo-ozu/items/6836880442f8d49fa14f著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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