Google Data PortalでGoogleマップを使い、「都道府県別転入・転出者数」の傾向を「バブル」で視覚化


住民基本台帳人口移動報告を利用

「Google Data Portal」でGoogleマップを使えるようになっていました。
「住民基本台帳人口移動報告 2021年(令和3年)10月結果」(総務省統計局)のデータを使い、「都道府県別転入・転出者数」の数値を県別にマッピングしてみました。

※この記事を編集中に「11月結果」が発表されたので最後にそのグラフも併載しました。

使ったExcelデータは以下のような体裁です。
このままでは使えないので、どう加工したかも記載します。

まず、今回はGoogleスプレッドシートでにコピー&ペーストします。
「Google Data Portal」に取り込みます。

この際、「先頭行をヘッダーとして使用する」のチェックを外します。
チェックした状態だと、「表2・・・」という文字列だけがヘッダーとして認識されます。
外すことで、最初のキャプチャの通りA列からK列までのデータとして取り込めます。

データを整形

レポート作成画面に移り、「表」を選び、AからK列を配置します。

元のExcelを見るとわかりますが、集計値以外の行は「null」になります。

「フィルタを追加」で「null」を外し、視覚化できるデータに加工します。

「null」を除外するフィルタを作成し適用します。

バブルマップ(2021年10月結果)

「Googleマップ」を使う「バブルマップ」を選びます。

E列の「転入者数前年同月比増減」をマップに割り当てます。
「位置」に都道府県情報が入っているA列を使います。
バブルの大きさと色をは転入者数前年同月比増減のI列の数字で変わるようにします。

前年前月比減の場合、マイナスになりますが、それは表示されません。
転入者が増えた都道府県にだけ「バブル」が表示されるのでですが、この方が増えたエリアが視覚的に把握しやすくなるので、都合よいのでこのまま進めます。

次にI列の「転出者数前年同月比増減」をマップに割り当てます。

2つのバブルマップを並べると、転入者増は西側に目立ち、転出者像については北側のエリアにも存在する、という概観が見て取れます。

バブルマップ(2021年11月結果)

冒頭に記載した通り、最新の結果(11月)のバブルマップも作成しました。
11月はこれまでの反動か、プラスが一気に増えている感じです。