Dynatraceによる監視の始め方(Windows編)


Dynatraceによる監視はOneAgentをホストに一度インストールするだけで簡単に始めることができます。よく監視やAPMというとホストの監視のためにエージェントをインストールして、ソースコードにAPM用のコードを追加してということを想像されると思います。DynatraceではOneAgentをホストにインストールするだけでホストの監視から、コードレベルの解析、RUMによるフロントエンド解析まで行うことが可能です。

本記事では、Windowsマシンに対してOneAgentをインストールする手順について画面キャプチャを中心に説明します。
Linux編はこちらになります。

ハードディスク要件

WindowsマシンにOneAgentをインストールするにあたり、最低で7.7GBのハードディスクの空き容量が必要になります。詳細は公式サイトをご確認ください。
OneAgent files and disk space requirements on Windows

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Dynatrace監視手順

  1. OneAgentをインストール

以上で、監視を始めることができます。

1. OneAgentをインストール

フリートライアルから申し込み利用規約などに同意し、Dynatraceにログインをします。左側のサイドメニューから一番下にあるManage > Hubを開き、OneAgentと表示されている画像をクリックします。

OneAgentの画面が表示されるので、画面下部に表示されているDownload OneAgentボタンをクリックします。

OneAgentをインストールするプラットフォームを選択する画面が表示されます。今回はWindowsをクリックします。

DownloadするためのPaaS Tokenが必要になるので、Create tokenボタンをクリックします。その後はDownload OneAgent installerをクリックして、インストーラをダウンロードします。もしくは、powershellを使って、インストーラをダウンロードすることも可能です。

ダウンロードできましたら、通常のWindowsマシン同様にダブルクリックしてインストールをしていきます。なお、インストールにはAdministrator権限が必要になります。

インストール先の変更やオプション設定が不要であればNextをクリックしていき、Installをクリックします。



インストールが完了したらFinishをクリックします。

インストール結果の確認とプロセスの再起動

Show deployment statusボタンをクリックし、ホストが登録されていることを確認します。何も表示されていない場合は、1,2分待ってからブラウザを更新すると登録されていることが確認できるかと思います。
たったこれだけでホストの監視が開始され、どのようなプロセスが起動しているかなど自動で認識します。
また、Detailsを開くとこのホストではIISが動作していることがわかります。必要に応じてプロセスの再起動が必要になるケースがありますので、その場合は該当のプロセスの再起動を実行します。

DynatraceではOneAgentをインストールしただけでホストの監視からコードレベルの解析、RUMなどが行えるようになります。ソースコードの変更は一切不要なので、開発者の方はAPMのためのコード追加などの作業を行う必要はありません。

まとめ

DynatraceではホストにOneAgentをインストールし、必要なプロセスの再起動を実施するだけでホストの監視だけでなく、APMとしてコードレベルの分析Real User Monitoringに必要なHTMLタグの挿入を自動で実行してくれます。
プログラムのソースコードの変更は不要なので、OneAgentをインストールするとすぐにデータ収集を開始できるのが特徴となります。
また、OneAgentは自動でアップデートされるためメンテナンスフリーで監視を行うことができます。