Automation Anywhere V11⇒A360移行時のグローバル値(その2)


はじめに

https://qiita.com/etoootak/items/4cf2ec16317c4f7c562d 」の続きです。
ここでは、AAApplicationPathとAABasePathを書いてみます。

変換後のBotでグローバル値AAApplicationPathとAABasePathが現れた場合に、どのような値をグローバル値として登録すればよいのか、という話です。

AAApplicationPath

Automation Anywhere V11の Tools / Options / Advanced Settings にあるApplication Pathの値に相当します。Automation Anywhere V11のシステム変数AAApplicationPathと同じです。
ただ、V11のAAApplicationPathをBot呼び出しに使っていた場合は変換後のAutomation 360では現れません。Open Fileなどで使っていた場合はAutomation 360のグローバル値として現れるようです。

また、このグローバル値に関しては詳しい説明ページがあります。
https://docs.automationanywhere.com/ja-JP/bundle/enterprise-v2019/page/enterprise-cloud/topics/migration/how-aaapplicationpath-is-migrated.html

AABasePath

こちらは、V11の Tools / Options / Runtime Settings の「"Start In" Path of Task」に相当します。
デフォルトではデスクトップです。
例えば、V11の Log to Fileで testlog.txt へ出力するとデスクトップにtestlog.txtが作られますが、このBotをA360移行するとAABasePathが現れます。

乱暴にいうと相対パスを使っているV11のBotをA360移行するとAABasePathが現れるので、グローバル値AABasePathの登録が必要です。
でも、普通は相対パス使わないですよね。

まとめ

デフォルトで考えるなら、以下をグローバル値に登録すれば問題ないかと思います。ただ、Automation 360という新しい環境を使うのですから、ファイルの置き場などは見直した方がよいでしょう。

AAApplicationPath
C:\Users\ユーザ名\Documents\Automation Anywhere Files
AABasePath
C:\Users\ユーザ名\Desktop