ゴンペルツ曲線(信頼度成長曲線)を使って明日の東京のコロナ患者数を推定する。


はじめに

ゴンペルツ曲線はよくソフトウェアの現場で
残存バグ数を推定するのに使用しますが、
今回はLibreOfficeのCalcのソルバーを使って
未来の東京のコロナ患者数を推定してみます。

データ

NHKのサイトからデータをダウンロードして使用しました。

ゴンペルツ曲線の式

Y = a*b ^ c ^ x
※^はべき乗
としてCalcのシートに東京の患者数
を入力しました。

推定値1はy=a*x + bの一次関数で近似した値になります。
推定値2はゴンペルツ曲線の式を使いました。

式の係数を求めるのに残差の平方根を取ります。
この値を最小にする係数をソルバーで求めます。

Calcのソルバー

Javaがインストールされていないと動作しませんので
OracleよりJREをダウンロードします。

Calcのツール->ソルバーでターゲットセルは残差の平方根の総和、最小値、変更させるセルは係数の箇所を選択し、オプションではDEPS Evolutionaly Algorithm
を使用して[解決]ボタンでうまく解けました。

結果

国内初の市中感染前後として2020/12/20からのデータを使用し、2021年の1/8、1/9は1000,2000人くらいとなりました。
ゴンペルツ曲線が必ずしも正確な患者数を推定するものではありません。

参考