リストアップされた名前のフォルダーを一括作成!【OBGノウハウ】


各画面の設計書、テストのエビデンス格納先として、リストアップされた名前のフォルダーを一括で作成したい…できたら名前の前に連番も振りたいな……そんな時ありませんか?私はあります!

2、3個なら直接作っても良いのですが10個、50個、100個と必要なら1個ずつ作って名前を付けるなどと考えるだけで泣きたくなりますね。絶対にやりたくないですよね。

たまたま50個ほどリストアップされた画面名のフォルダを作る必要があり、簡単にできないか調べた結果を備忘録として残します。リストアップされた名前だけではなく、名前の前に連番を振り番号順にフォルダが作成されるように少しアレンジしてみました。

1.フォルダ名リストを作成

必要なリストはコピペできるけど、番号が振っていない場合を想定して進めます。都道府県名を例にしますね。

ExcelのB列にリストを記載、A列には番号を記載します。C列で、A列とB列の文字列結合を&を用いて行います。(CONCATENATE関数やCONCAT関数でも、結合が行えれば問題ないです)
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|:-:|
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結合したC列をコピーしてD列に値のみ貼り付けます。こうすることでC列は式となっていますが、D列はただの文字となりますね。

2.新規フォルダ作成コマンドを追加しCSV形式で保存

A~C列は不要となるので削除します。上記のD列をB列へ移動させ、A列にmdとフォルダ作成のコマンドを記載します。


ファイル形式でCSV(コンマ区切り)を選択して保存します。(データ損失の注意書きが表示されますが、進めてしまって問題ありません。)
作成したCSVファイルをテキストエディタで開くと,区切りでリストアップされていることが確認できましたか?

3.バッチ作成

確認できたら、ファイルの「名前の変更」から拡張子を.csvから.batへと変更します。アイコンが以下のように変わっていれば、バッチ(拡張子が.bat)となっていることがわかります。

こちらの中身を見ていただくと、先ほどのcsvファイルと同じ内容が列挙されています。md 番号_都道府県名の形式で47都道府県が並んでいます。

mdディレクトリ(フォルダ)作成のコマンドです。md フォルダ名で指定した名前のフォルダが作成されます。

作成されたバッチをダブルクリックすることで、指示された処理が走るので…

都道府県名に連番が振られ昇順で並んだフォルダが作成されました!!!

この方法で100個でも200個でも作成できるのと、最初の手順で紹介したExcelでの文字列結合により連番だけではなく日付を後ろに入れることも可能です。部署名・姓・名とセルが分かれているデータから「部署名_姓名」のフォルダを作成することもできます。

作業としても難しくはないのでぜひ試してみてくださいね♪

参考:【フォルダ作成】大量の連番フォルダを一括で作る方法

list.bat

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