ZapierでStripe Payment Links(支払いリンク)を利用した決済ワークフローを作成できるようになりました


今週ローンチしたPayment Links(支払いリンク) APIですが、さっそくZapierから連携機能のリリースがありました。

Notice

この記事を作成している時点では、支払いリンクに関する機能はベータ版として提供されています。

今後Zapier側のアップデートで変更される可能性もありますので、ご注意ください。

新しいStripeアプリ(Beta)でできること

Zapierが新しくリリースしたアプリでは、以下の機能が提供されています。

  • 支払いリンクが作成された時に、Zapierのワークフローを実行する
  • Zapierのワークフローで、支払いリンクを作成する

支払いリンクが作成された時に、Zapierのワークフローを実行する

支払いリンクを作成した時に、ワークフローを実行したい場合、Connect this app...Stripe(Beta)を設定します。

What this happens...にはNew Payment Linkを設定します。

今回のサンプルでは、Gmailでのメール送信を行います。

[Try it]をクリックすると、ワークフロー設定画面に移ります。

Stripeの連携設定を行う

Sign in to Stripe(Beta)をクリックすると、Stripe Dashboardへのログイン画面が表示されます。

複数のアカウントを所有している場合、どのアカウントと連携するかを指定する必要があります。

また、本番環境の利用申請が未完了のアカウントでは、以下のようにビジネスの情報を入力する必要がありますのでご注意ください。

連携が完了すると、イベント送信テストを行う画面が表示されます。

実行すると、Stripe Webhookから送信されるデータのプレビューができます。

Continueをクリックして続行しましょう。

受信したデータを元にGmailでメールを送信する

あとは受信したデータを利用してアクションを行うだけです。

Send Emailを指定して、Continueをクリックしましょう。

送信するメールの設定を行います。

本文にurlを挿入しましょう。

動作確認をした上で、Turn on Zapをクリックしましょう。

これで設定完了です。

実際にワークフローを動かしてみる

あとは実際にワークフローを実行してみましょう。

Stripe Dashboardの本番環境で、支払いリンクを作成します。

あとはメールが実際に届くかどうかを確認するだけです。

「メールが届かないな・・・?」と思われた時は、ZapierのZap Historyを確認しましょう。

Zapierのワークフローで、支払いリンクを作成する

今度は反対に、「何かのアクションを受けて、支払いリンクを作成する」ワークフローを試してみましょう。

新しいZapでは、以下のように設定します。

特定のタイトルでワークフローが動作するように、設定します。今回は、タイトルに「Payment Links Demo」が含まれていることを条件にしました。

Stripe側では、まずCreate Payment Linkを選択します。

どのアカウントでリンクを作成するかを選択後、作成する支払いリンクの設定画面が表示されます。

テストアクションを実行し、エラーが発生しなければ、こちらも登録完了です。

対象のメールアドレスに、Payment Links Demoをタイトルに含むメールを送信してみましょう。

メール受信後、すこし時間がかかることもある様子ですが、数分程度で支払いリンクが作成されます。

+1: 作成した支払いリンクを、送信元に返送する

ここでGmailを3つめのアクションを追加してみましょう。

Toにトリガーの値に含まれるFromのアドレスを設定します。

そしてBodyに支払いリンクのURLを設定しましょう。

これで、「特定の内容のメールを受信した場合に、自動的に支払いリンクを返送するワークフロー」が完成しました。

[Appendix]注文後の処理も自動化したい場合

(Beta)マークの付いていないStripeをトリガーに設定したワークフローを作成しましょう。

こちらは決済や顧客データの作成をきっかけにワークフローを起動できるイベントが提供されています。

 関連リンク

おわりに

Zapierを利用することで、普段の業務で利用する様々なアプリケーションを連携させたワークフローが作成できます。

Stripeの支払いリンクが連携できるようになったことで、決済が関係するワークフローを作る自由度が格段にあがりました。

スプレッドシートやSlack・HubSpotなど、さまざまなトリガーを利用して、ぜひ「あなたの支払いリンクワークフロー」を作成してみてください。

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