マテリアル設定を一括コピーして VRoid で生成した VRChat 用アバターのマテリアル再設定を自動化する


私は VRMConverterForVRChat を利用して VRoid で生成した VRM 形式のアバターを VRChat に持ち込んでいます。

VRoidAvatarSetupUtils を併用すれば VRCSDK パラメータの再設定1やオブジェクトのコピーが自動化できて便利です。それでも、シェーダの変更やシェーダプロパティといったマテリアルの設定は手動で行う必要があります。インポートのたびに繰り返すのは面倒ですよね。

というわけで、ソースとして指定したマテリアルの設定を取得して複数のマテリアルに一括で適用するツールを作成してみました。

MaterialSetupUtils の導入方法

  1. Booth もしくは GitHub から取得した Zip ファイルを展開 (解凍) します。
  2. .unitypackage ファイルを、Assets にドラッグ&ドロップします。

MaterialSetupUtils の使い方

  1. メニューバーで [Tools] - [MaterialSetupUtils] を開きます。
      

  2. Source Material としてパラメータをコピーしたいマテリアルを指定します。

  3. コピーしたいシェーダプロパティにチェックを入れます。Filter (Prefix) でプロパティをフィルタできます(前方一致、大文字と小文字を区別)。また、画面下部でチェックの一括設定や保存・読込ができます。

  4. Assets でコピー対象のマテリアルを選択します(複数選択可)。このとき、検索機能で対象を絞り込んだり、で検索条件を保存しておくと便利です。

  5. 画面下部の Copy を押下すると、選択中のマテリアルに対してプロパティのコピー処理が実行されます。

不具合報告

GitHub の Issue もしくは 私の Twitter アカウントまでお気軽にご連絡ください。

参考リンク

  1. Playable Layers と Expressions をコピーする機能を追加したフォーク版を公開しています。