モダンオフショアでスクラム開発⑦これからPOを始める方に
はじめに
これまでウォーターフォール開発において、プロジェクトマネージャー(PM)を担当されていた方が、お客様案件や社内での開発方針の都合で、突然アジャイル開発のプロダクトオーナー(PO)を任される事がきっとあるかと思います。周りに経験者がいないと焦ります。。。
私自身試行錯誤しましたが、ぜひオススメの取り組みをご紹介します。また、SMを始める方にも通用すると思っています。ご参考になる方が一人でもいましたら幸いです。
Webサイト
やはり、何かを始めるときに知識が大事になります。下記は最低限目を通しておきます。ただし、この段階で全てを理解する必要はありません(というか、実践なしで理解は難しいので気にしませんw)。
他に多くのWebサイトや書籍があると思うので、余裕があれば並行して参考にするとよいと思います。私の場合は、じっくり読むのが苦手なので、とにかく待ち時間や移動時間の隙間時間を活用して、スマフォから目を通しておきました。
Youtube
次にご紹介するのは、この6分42秒のビデオです。ここには、アジャイル開発の真髄が凝縮されています。
普段顧客と直接触れ合うことのできない環境にいる私にとっては、顧客に価値を提供するということは、一体どういうことなのかを充分にイメージできるものでした。スクラムチームだけではなく、ステークホルダーの方とも是非一緒に見てほしいです
オンライン研修
私がオススメするのが「Scrum Inc.認定資格スクラムプロダクトオーナー(LSPO)研修」です。この2日間の研修によって、スクラム開発を体系的に学ぶことができます。そして、経験豊富なトレーナーに直接質問することができます。既にスクラム開発を経験されていたり、進行中の方であれば、より効果的な質問ができるでしょう。
決して安くはないですが、それに見合う以上の対価はあったと実感しています。
SMの研修もあります。
他の案件のスクラム開発を体験
私がPOと活動する前に、別の案件のスクラム開発にエンジニアとして3か月という短い期間でしたが、参加させていただくことができました。メンバーは全員日本人で、SMを中心にスクラム開発の一つの形を肌で実感することができたのは大変ラッキーでした。
ここで言いたいことは、別案件のスクラムイベントにゲストとして参加させてもらう機会を可能な限り、作るととても勉強になります。運良く参加できたら、スクラムガイドラインを思い出し、俯瞰の目でじっくりと観察してください。
おそらく、研修で習ったようなスクラムガイドラインとのギャップを感じることでしょう。しかしながら、それは必ずしも悪いことではなく、スクラムガイドラインに基づいて、時間をかけて実際の案件に最適化されている場合もあります。
スクラムガイドラインは一つの参考となる手法であり、決してそれに固執する必要はありません。手法ではなく、ゴールが明確で、スクラムチーム全員と共通認識である限りは、レトロスペクティブの繰り返しによって、きっといい方向に最適化されていくはずです。
自分の案件でSMとコミュニケーションをできるだけ多くとる
POは、SMとスクラムイベント以外でも積極的にコミュニケーションをとることをオススメします。
SMはゴールを達成するために支障となるものを排除するために、間違いなく動いてくれるでしょう。また、SMはアジャイルマインドを持ち、スクラム開発の手法を熟知しているので、適宜進め方について助言をもらうことができます。SMの方から指摘される場合には、既に問題が発生している、もしくは近い将来問題になる状態とも言えるので、それを未然に防ぐためにもPOから動くとよいと思います。
私の場合は、毎日ではないですが、SMとデイリーミーティングを行っており、いろいろと助けてもらっています。レトロスペクティブでの課題はどうしても開発チーム寄りになってしまうので、このSMとのデイリーをうまく活用しています。
さいごに
POはステークホルダーとスクラムチームに50:50%の関係性で動くと言われていますが、その狭間で時々孤独に感じることがあります。と同時に、ステークホルダーもスクラムチームも大きな一つなチームで捉え、そのなかの中心であり、責任感とワクワク感も持つこともできます。
私にとって、POはとても魅力的な役割であり、結果にこだわりをもちながらも、顧客だけではなく、プロダクトに関わるチームの全員が幸せになれるようこれからも努力していきます!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
Author And Source
この問題について(モダンオフショアでスクラム開発⑦これからPOを始める方に), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/masami-atwvn/items/a4080e6c4bc284aeac94著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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