Chrome OS Flex 使ってみました


Chrome OS Flexがダウンロードできるようになったとweb記事で見かけましたので、使ってみました。

概要

  • 開発版とのことでしたが、普通にスルスルと使えました。
  • USBメディアに書き込んで、いわゆる「ライブ環境」で使いましたが、ある程度の記憶場所があり、アカウント等は復元されます。
  • 私のMacBookでは、WiFiも日本語入力(=キーボード操作)も普通にでき、ブラウジング中心のサブデバイスとして十分使えそうでした。

セットアップ

  • USBメディアを用意します。
  • ガイドページに従い、Chromeブラウザーにリカバリー作成の機能拡張を追加します。
  • Chrome OS Flex を選び、USBメディアに書き込みます。私の場合、最初は [Chrome OS Flex] が選べなかったのですが、Chromeブラウザーを再起動したら選べるようになりました。
  • 書き込んだUSBメディアを使って起動します。もう本当にChromebookのように使えます。
  • メディアに記憶領域ができるようです。再起動で、言語、キーボード、アカウント設定などが復元されました。

確認環境

  • 2014-2015年のインテル MacBook Pro で試しました。

使いこなし等

  • 起動時に「日本語」を選んだ私の場合、起動後に [Control]+[Space] で日本語IMEが使えるようになりました。(追記)[command]+[space]でも切り替えができます。
  • F5キーにて、ウィンドウ一覧が表示されます。
  • Macのトラックパッドも普通に使えます。Retina Displayにもちゃんと対応していて、スケーリングも選べます。

注意等

  • 作成したUSBメディアを他のMacBookで起動したところ、言語、キーボード、アカウント設定はやり直しになりました。メディアにした小さいファイルは復元されました。

  • トラックパッドの感度が良すぎるようで、たまにカーソルが飛びます。感度設定はできないようです。落ち着いてゆっくり操作するほうが良さそうです。

  • 2本指ドラッグによるスクロールは慣性が効きません。ちょっと「昔ながらの操作感」です。違和感程度で、大きい問題ではありません。

  • USBメディアに確保される記憶容量は少ないようで、linux環境構築はできませんでした。

  • 内蔵ストレージにインストールはできそうな雰囲気なのですが、デュアルブート不可のようで、試していません。外部メディアにインストールというubuntu等では可能なアクロバットもできそうにないです。

感想

ところどころ残念なところはありますが、全体としてはブラウズ中心の簡易な環境としては十分使えそうです。開発版とは思えない出来栄えです。気が向いたら内蔵ストレージにインストールして本格的に使ってみてもいいかなと思いました。

追記

1台だけですが,内蔵ストレージにインストールしてみました。ライブ環境と使い勝手は特に変わりません。linux環境がインストールできると期待したいのですが,エラーとなり拒絶されました。私のMacがいけないのか,まだ使えないのかはよくわかりません。残念。