組込み系エンジニアがWeb系に転職してからの1年間を振り返ってみた


どうも Toda Masaoです。

独立系Sier企業で5年6ヶ月エンジニアをさせて頂いていた僕(当時27歳)ですが、
2020年12月にWebエンジニアに転職し、1年が経過しました。

個人的に試行錯誤した1年になったので、時系列でその活動を記事にしてみようと思います。

既にエンジニアされていて、これからWebエンジニアへの転職を考えている方の参考になればと思います。

目次

1.入社3ヶ月目まで
2.入社8ヶ月目まで
3.入社13ヶ月 現在
4.最後に
5.転職活動時の記事

入社3ヶ月目まで

入社してから3ヶ月くらいは、既存システムの改善や小規模な機能追加を担当させて頂きました。

◎現場とのフィット感はどうだったか

まず、入社した前に一番気にしていた点が「技術的に付いていけるのか」でした。

というのも、ジョインさせて頂いたプロダクトが RubyOnRails案件で
過去実務経験が無い言語でした。

転職時に独学でポートフォリオを作成したとはいえ、
独学で扱った技術と現場の技術レベルに雲泥の差があることは
前職(Sier)の経験から分かっていました。

なので、大丈夫か気にしていたのですが「問題無かった」です。

 ▼前職 :独自言語だったので、不明点をネット検索してもヒットしない。ロジックを把握するにはコードから読むしか無い。

 ▼入社後:不明点検索すればドキュメントがヒットする。標準APIが充実していることで、極端に複雑な計算ロジックが存在しない。

という開発環境の差があり、1ヶ月ほどコードリーディングした感触としては、
言語的な難易度はそこまで高くないな感じたのが正直なところでした。

前職が独自言語でイメージしづらいかもしれませんが、
ある程度複雑なロジックを用いたシステム開発の経験がある方であれば、
同じような状況になるのかなと思います。

ちなみに前職では、処理中の処理割り込み発生要因が10個とかあるようなシステムで、
割り込みを全ケースケアしなければならないようなシステムでした。

極端に複雑なロジックとは、これくらいの複雑性を持った処理をイメージしています。

◎ひたすらコードを触る毎日

自分で言うのもあれですが、僕自身そこまで頭が良くないです。

よって、普通にやっているだけでは並で終わってしまうと思ったので、
「休日とかも開発して、コードと仕様に慣れる」ということをしました。

休日に雇用者から業務命令があってやっていたとかだとアウトですが、
完全に自主的かつ趣味でやっていた感じです。

確かに習得早く見えるけど、そんだけやればそりゃそうなるよね。みたいな量やってました。
当然上司目線は習得早いようにしか見えないので、評価良かったかなという感じでした。

一人で開発時間積むだけでも、自身の持つ母言語の技術レベルの水準までスキル引き上げることができました。

新卒で初めて開発現場に入った時など、
フォローを受けながらじゃないと技術向上しづらい期間がありましたが、
その時期を超えた経験者であればフォロー必要無くなるんだな。

というのが気づきでした。

入社8ヶ月目まで

不具合を改修したり、お客様からの問合せ対応をしていました。
そして傍らで新規機能の開発したりしていました。

この頃には、おおよそフルスタックと呼ばれる業務範囲になっていて、
仕様を詰めたりテストまでを対応させていただくようになってました。

前職では、GitHubやAWSに親しみがなかったのですが、
操作にも大分慣れたかなという感じでした。

◎難易度の高い作業をどう取るか悩む

この頃は、ギアの上げどころを探していました。

というのも、前職は大きなプロダクトでした。
要件定義から結合テストまでを専門業務で行っていたこともあり、
現プロダクトの開発フェーズのどこをとっても難易度の高い作業ができるだろうと思っていました。

どの領域で全開のスキルを出して、評価上げにいこうかというのを日々考えていました。

※ちなみに手を抜いていたとかでは当然無く、難易度の高い作業をどこで対応して、
どう見せていこうかというのを考えていたという意味です。

結果的に受動的な形になりましたが、
従来先輩が対応していた高難易度の不具合対応が舞い込んできたので、
自身で巻き取って改修して全開出すこととなりました。

ここで伝えたいのは、この頃には上を狙うだけの余裕が少し生まれていて、
通常業務であれば普通にこなせる状態になっていたということです。

◎余談

入社4ヶ月目くらいでエンジニアとしての情報発信用のTwitterを始めました。
半年くらいでフォロワー1000人超えました。
やれば意外と伸びるんだなと思いました。

ちなみにアカウントはこちら

入社13ヶ月-現在

気づけば開発課の責任者になりました。(本筋とずれるので経緯は割愛)

何をやっているかというと、開発に必要なこと大体全部やっています笑

開発管理、仕様検討、レビュー、実装、レクチャー、採用・・・etc

全開のスキルの出しどころを探していたという旨を前述しましたが、
今どの分野に対しても今までのスキルフル活用で作業させて頂いています。(当然ですが)

基本過去に専門で業務していた内容(採用は除く)をマルチにこなしているという感じで、
組み込みエンジニア時代に培った経験が活きているという実感が非常に強いです。

至らぬ点は多々ありますが、
組み込み→WEB業界をシフトしてもスキルが通用した。ということだと思っています。

なにかの参考になれば幸いです。

最後に

エンジニアとして業界をシフトするという決断が、自分の中で勇気の入るものだったので、
事例を紹介できればと思い今回記事にさせて頂きました。

業界を変えるかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。

拙い文章最後までお読み頂き有難うございました。

転職活動時の記事

以下Web系エンジニアになる際の転職活動について記事にしています。
良ければ読んでみてください。

SierエンジニアがWeb系エンジニアに転職する為にやったこと