プログラミングスクールに通ってちゃんと就職できた話


はじめに

この記事は、去年職歴もなく未経験だった私がプログラミングスクールに入り、転職(就職?)するまでのいきさつをまとめた記事となっております。
未経験でも東証一部上場 or 成長中の期待のベンチャー企業に入れました!といった大層な成功譚ではありませんが、今後プログラマーを目指す人の助けになると幸いです。

プログラミングスクールに入るまでのワタシ

1.新卒で就活失敗 ⇒ 地元に帰ってアルバイト生活
2.アルバイト特有のルーティンワークに嫌気がさして、何ができることはないかと模索
3.元々プログラミングに興味があったことを思い出し、UdemyのPython講座を試しに買ってみることに
4.意外とすんなり理解できたので、プログラミングスクールに通うことを決意 ⇒ 様々なスクールに話を聞きに行く
5.TechCamp(https://tech-camp.in/)の期間とカリキュラム内容がよさそうだったので決定

☆テックキャンプ編☆

TechCampを選んだ理由

・同時期に入った生徒と一緒に学ぶグループ制だったこと
・学習期間が最低2カ月、一日当たりの学習時間が8~9時間だったこと
・学ぶサーバーサイドの言語がRubyであったこと
TechCampを選んだ理由は、期間の短さとWebシステムに興味のあった自分に合った言語を教えていたからです。

TechCampで勉強したこと

前半

HTML,CSS,Ruby,Githubのようなサービスを開発するうえで必要不可欠な基礎知識を中心に学習しました

後半

Ruby on Rails, Javascript,herokuのような実際にサービスを開発するためのフレームワークやデプロイの知識について学習しました

TechCampで勉強していた時に意識していたこと

・とにかく諦めず、前に進み続けること
職歴もなく、なけなしの大金をつぎ込んでしまった私はもう引く道はなかったので、どれだけ理解しにくく、退屈なものだったとしてもひたすらノートやテキストエディタにコードを書いていました。これからプログラミングを始める人へのアドバイスとなりますが、言語のメソッドの使い方や処理の書き方を一回見ただけで覚えるのは不可能に近いです。 学習中に僕自身も書き方を途中で忘れてしまったり、読んでも全く理解できない自分にイライラしましたが、最悪丸暗記するぐらいの覚悟で泥臭く何度も書き続けるのが一番の近道だと僕は思います。

・オリジナルアプリを作ること
学習中に先輩方の最終課題発表会(卒論発表会のようなもの)を見て、自分で作ったアプリを発表している人と、スクール側から出される課題をちょっと改良しただけの人の差を見て、自分が企業の採用者だったら、後者は絶対に雇いたくないなぁと感じ、オリジナルアプリは絶対に作ろうと思いました。実際に作ってみて大したものは作れませんでしたが、転職活動の時にオリジナルアプリを作ったという理由から面接に呼んでもらえたり、高評価をもらえたのでかなり役に立ったと思います。IT業界は実績がものをいう世界なので、その実績の第一歩としてオリジナルアプリは絶対に作成すべきです。

TechCampのよかったところ

・ライフコーチ(担任の先生のようなもの)、キャリアサポーターの質がいい
ここがTechCampの一番いいところだと思います。ライフコーチは学習中のスケジュール管理から些細な悩みまで何でも対応してくれます。転職活動開始時期からついてもらえるキャリアサポーターも同様で、転職活動に関するあらゆることに対応してくれます。自分は新卒の就活に失敗したこともあって、面接への苦手意識が強かったですが、模擬面接や面談を何度も行ってくれたおかげで無事に乗り越えることができました。

・初級編のカリキュラムの質が良い
HTML,CSS,Rubyといった初心者向けではあるものの、躓きやすい基礎部分のカリキュラムが丁寧でかなり分かりやすかったです。

TechCampのよくないところ

・メンターの質がまちまち
TechCampにはカリキュラムで理解できなかったところを質問できるサービスがあるのですが、回答の差がメンターによってかなり違うことが時々ありました。いいメンターの場合は、エラーの発生原因から細かく解説してくれるのですが、よくないメンターだとこれをコピペしてくださいのような一時的な解決策しか出してくれない人もいます。私自身、同じグループの人からその話を聞いていたので、なるべく質問はせずに自分で調べるようにしていました。

☆転職活動編☆

転職活動で意識していたこと

・数をこなすこと
新卒で大失敗したこともあって、転職活動がいやでいやで仕方なかった私はとにかく早く終わらせることを重視していました。それを実現するために一週間当たり平均20社応募、一日あたりの面接実施回数2~3回と、とにかく数をこなしていました。就活中はストレスのあまり発熱したり、胃腸が常に荒れていたりと散々でしたが、数をこなしたことによってあれだけ苦手だった面接をかなり楽にこなせるようになりました。就活サイトなどにはよく数うちゃ当たるのは嘘、大事なのは質などと書かれていますが、大事なのは数です。質は数をこなしていくうちに上げていくものだと僕は思います。

・勉強 = 就活ではなく、就活 > 勉強に切り替えること
転職活動開始当初の私は、活動中でもしっかり勉強しないと!と焦り、難しい参考書を買って勉強しようと息巻いていました。ですが求人票を精査したり、メール対応をしたり、スケジュール管理したりと就職活動に大きく時間を取られてしまい、勉強時間はスクール在学中と比べてかなり少なくなります。就活当初の私は某エンジニア系YouTuberに影響されて、DockerやCircle CIのような片手間では習得できないような技術にチャレンジしてしまい、上っ面だけしか理解できず、かつモチベーションも下がってしまいました。ですので就活中は勉強 = 就活ではなく、就活 > 勉強に切り替えるべきです。ただ、面接でも今は何を勉強しているんですか?のようなこちらの学習意欲を伺う質問をされることは多々あるので、一日1時間程度でも構いませんから、何かしらの学習はすべきだと思います。おすすめはスクール在学中に使っていた言語の発展版を勉強することです。僕の場合はRubyでしたので「プロを目指す人のためのRuby入門」という本を一冊買ってコツコツ勉強していました。

転職活動で使っていたサイト

・doda(まあまあ)
エージェントの紹介求人目的で使っていました。紹介される企業は玉石混交といった感じです。ただ全体的にインフラエンジニアの求人が多いような気がします。

・Green(レベル高め おすすめ)
全体的に経験者向けの求人が多い印象です。ただ経験者以外お断りであっても、ダメ元で送ってみると案外面接を受けてくれたりします。

・Type (Greenとほぼ同じ)
Greenとほぼ同じなTypeですが、企業とのやり取りを行うメッセージフォームが使い悪すぎるのがダメなところです。

・Wantedly(ダメ)
SESの求人が圧倒的に多いです。面接をドタキャンしてきたり、メールの返事をしなかったりと散々な企業が多い気がします。面接をしたとしても社長が全く他業界からの参入だったり、最初の1~2年はコールセンターのバイトからだといったひどい労働条件を出してくるところが多いので本当におすすめできません。面接の練習道具に使うのが吉です。

・TechCamp経由(おすすめ)
キャリアサポーターがこちらの嗜好にあった求人を見つけてきてくれるのでおすすめです。紹介企業はSES, 受託, 自社と様々なものがありますが、この企業ダメだなと思うような求人はめったにないと思います。

企業の見分け方

・自社・受託開発系
未経験かつ職歴がないこともあって、自社・受託開発の企業との面接はあまり行えなかったですが、教育する気がほぼない企業や離職率と平均年齢が高いのに社員数が少ない企業でなければ優良な気がします。

・SES系
悪名高いSESですが、大手以外のSES一本の会社はほぼ地雷と思っていいでしょう。優良なSESの特徴は、SES以外のこともやっている、派遣が基本チーム制(単一派遣がない)なところだと思います。

・面接で話した印象がいい・求人とのズレがない
これが一番大事だと思います。やはりIT企業といえども人間と働くものですので、面接で話した印象はかなり大事だと思います。いいことを言ってくれてもどこか他人行儀だったり、求人には残業時間が少なめと書かれているのに、うちでは仕事を抱え込む社員が優秀なんだという違和感やズレを確認できるので、面接で根掘り葉掘り聞くことは大事ですね。

面接でのテクニック

当たり前のことですが、面接ははきはきと大きな声でしゃべることが大事だと思います。あとは美辞麗句を並べすぎないことですね。言っている自分がしんどくなりますし、入社した時のトラブルにもつながると思いますので、等身大の自分をアピールすることが大事だと思います。

それで私の就活のスコアは?

内定が出た企業が6社で、SES4社、受託2社といった内訳です。どれを選んだかについてですが、ナイショですw 

今後について&おまけ

これからのワタシ

無事内定が出たといっても、Ruby on Railsという現場ではあまり活用されないフレームワークしか使えないので、Javaのような需要の高い言語を勉強していきたいですね。

TechCampの総評

ネットではあまりいいことを書かれていないTechCampですが、全体的にいいスクールだと思います。未経験・職歴なしの私でもちゃんとオリジナルアプリが作れて、かつ就職ができたのでプログラミングを学ぶ登竜門としてはかなりお勧めです。

↓TechCampのリンク
https://tech-camp.in/

さいごに

資金面・生活面で支援してくれた両親および学習から転職活動までしっかりサポートしてくれたTechCampのスタッフの方々には感謝の言葉でいっぱいです。本当にありがとうございました。