QT property属性の応用

QTのコントロールの使用では、QPShButtonなどのコントロールにカスタム属性を記録し、タグとしても識別子としても使用したいことがよくあります.QObjectのプロパティpropertyを使用できます

 QObject::property

QObjectベースのコントロールでは、setPropertyでこのコントロールのプロパティを設定できます.

bool QObject::setProperty(const char *name, const QVariant &value)

説明すると、パラメータnameはカスタム属性名であり、コントロールのデフォルト属性名と同じではないことに注意してください.valueこのプロパティの値.
使用するときはpropertyを使用してプロパティの値を取得します.

QVariant QObject::property(const char *name) const

=========================================
QPShbuttonの「rowIndex」プロパティを設定して、このボタンを数行目に記録します.

        QPushButton *btn = new QPushButton("  ");
        btn->setProperty("rowIndex", i);

        connect(btn, &QPushButton::clicked, this, &tableFrom::slotBtnClicked);

このボタンをクリックすると、クリックしたのは数行目のボタンです.

void tableFrom::slotBtnClicked(bool checked)
{
    Q_UNUSED(checked)
    QPushButton *btn = dynamic_cast (sender());
    if(btn != Q_NULLPTR)
    {
        int index = btn->property("rowIndex").toInt();
        qDebug() << "clicked row index = " << index;
    }
}