linuxコマンドldd

lddコマンドは、プログラムの実行時に必要な共有ライブラリを表示するために使用され、ライブラリファイルが欠けているためプログラムが実行できない問題を解決するためによく使用されます.
ldd使用方法:ldd[option]file option:–version:lddのバージョン番号-v–verboseを印刷:すべての情報を印刷-d–data-relocs:シンボル再配置を実行し、欠落したターゲットオブジェクト(ELF形式のみ)を報告-r-function-relocs:ターゲットオブジェクトと関数数の再配置を実行します.欠落したターゲットオブジェクトと関数(ELF形式のみ)をレポートします.-u-unused:未使用の直接依存関係を印刷します.help:使用方法情報
lddコマンドの原理

lddは実行可能プログラムではなくshellスクリプト(viを使用してコンテンツを表示できる)

です.

lddは、LD_などの環境変数を設定することによって実行可能なモジュールの依存性を表示することができる.TRACE_LOADED_OBJECTS.LD_TRACE_LOADED_OBJECTS環境変数が空でない場合、実行可能なすべてのプログラムは実行時にモジュール依存のみを表示し、プログラムは実際に実行されません.例えば:

$ echo  $LD_TRACE_LOADED_OBJECTS

$ export  LD_TRACE_LOADED_OBJECTS=1
$ ls
    linux-gate.so.1 =>  (0xb77d7000)
    libselinux.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libselinux.so.1 (0xb77a5000)
    librt.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/librt.so.1 (0xb779c000)
    libacl.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libacl.so.1 (0xb7792000)
    libc.so.6 => /lib/i386-linux-gnu/libc.so.6 (0xb75ed000)
    libdl.so.2 => /lib/i386-linux-gnu/libdl.so.2 (0xb75e8000)
    /lib/ld-linux.so.2 (0xb77d8000)
    libpthread.so.0 => /lib/i386-linux-gnu/libpthread.so.0 (0xb75cd000)
    libattr.so.1 => /lib/i386-linux-gnu/libattr.so.1 (0xb75c7000)