自社の「ワンデー仕事体験」プログラムを作成した話


今年度、社内チームメンバーと協力して自社の「ワンデー仕事体験」のプログラムを作成しました!
この記事では、活動してきたことや完成したプログラムの概要について説明します。

1. 作成の経緯

きっかけとして、お偉方より「サーバ構築とかネットワーク構築のようなインフラ寄りのインターンシップって面白そうじゃない?」というお言葉をいただいたことから、企画の検討が始まりました。

どういった学生に来て欲しいかを考えた結果、
ターゲット層は、理工学系でITインフラに興味を持っている学生と定めました。

プログラムの内容については、
サーバ構築などをやってもらうだけだと、単純すぎてあまり面白みがないため、
どうせなら楽しく学べるものにしよう!という考えのもと検討を進めていきました。

2. 企画段階(2020年度)で設計した内容

「ハッキング」をテーマとしたプログラムを作ることに決定し、昨年度のエニプラアワードにて企画案として発表しました。
書籍「ハッキング・ラボのつくりかた」で解説されている内容をもとにして、
ハッキングするための環境やハッキング手順をまとめていきました。

  • 企画のコンセプト
    • ITインフラの面白さを学生に伝える
    • セキュリティの大切さを学生に伝える
    • 自社の魅力を学生に伝える
  • 実施内容として設計したもの
    • キーロガー取得し、パスワードを読み取って不正にログインを行う
    • コマンドプロンプト操作し、動画を再生させる
    • レジストリ変更し、壁紙を変更する
    • 各ハッキング手順に対してのセキュリティ対策の解説

3. 打ち合わせを進める中で出た課題

今年の1月から、2020年度に設計した内容をもとに準備を行い、7月ごろに社内でのリハーサル・社外の方への説明を進めました。
進めていく中で、色々と課題が見えてきました。

  • 見えてきた課題
    • ハッキングすることに特化し過ぎてしまい、仕事体験としてみると微妙...
    • ハッキングとインフラエンジニアの仕事との結びつきが伝わりにくい...
    • 学生同士でコミュニケーションを取れる時間が少ない...

「実施して楽しいもの」「独創的なもの」にこだわった結果、
仕事体験として実施するのは微妙な内容となってしまっていました。
これを何とかするため、再度検討を行いました。

4. 最終的に決定した内容

最終的に
サイバーセキュリティを通してインフラエンジニアを知る!をテーマとして、実施する内容を決定しました。
今年11月から採用活動として始動しています。

  • 実施内容の概要
    • ハッキング体験
    • セキュリティ対策の方法について学ぶ (グループワーク)
    • インフラエンジニアのお仕事について学ぶ (グループワーク)

5. まとめ

チームメンバーの協力もあり、無事に「ワンデー仕事体験」として始動することができました。
今年度は11月~2月にかけて実施予定で、予約受付中です。
現在は学生アンケートでいただいた意見をもとに、来年度の実施に向けた準備中です。