社内最優秀チームのメンバーが語る分散処理型のチームワークとは?


この記事は、シアトルコンサルティング株式会社 Advent Calendar 2021の25日目の記事です。

こんにちは、シアトルコンサルティングの五百澤です。
この度、弊社 シアトルコンサルティング株式会社 でAdvent Calendarに参加することになりました。

TeamTech Move the WorldをMissionに掲げ、日々全力で業務に取り組んでおります!
少しでも興味を持って頂けたら下記のサイトを覗いてみてください!

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目次

はじめに
チームを一言で表すならどんなチームですか?
チームではどのような目標を掲げていましたか?
役割設計はどのように行われましたか?
タスク管理において工夫されていた点はありますか?
さいごに

はじめに

今回は上期に社内最優秀チーム賞を受賞したチームの活動内容を「分散処理型のチーム」を
キーワードにご紹介します。この記事はチームで成果を出したい方、チームワークを高めたい方に
ぜひ読んで頂きたい内容です。

チームを一言で表すならどんなチームですか?

私たちのチームを一言で表すと「分散処理型のチーム」だと思います。
リーダーとは定期的に1on1を行っていましたが、チーム全員で集まるのは月に一度だけでした。
しかし、最適な役割設計(=分散)を行い、各自がやるべきことを全うする(=処理)ことでチームの目標を達成できました。

トップダウン型のチームやアメーバ型のチームなど、チームの形には様々な考えや理想があると思いますが、私たちのチームのような「分散処理型のチーム」というのも成果を出すチームの一つの形だと思います。

チームではどのような目標を掲げていましたか?

私たちのチームはインフラエンジニアで構成されたチームであること、社内にインフラエンジニア向けの
学習資料が不足していることから「インフラエンジニア向けのWeb問題集作成」を通年の目標としました。

上期は問題集の元となるインフラの基礎を解説した資料を1人2つ作成することを目標に活動していました。チームとして動き出してからも、定期的に目標の再確認を行ったり、途中で加入したメンバーには目標設定の背景を丁寧に説明していきました。
その結果、メンバー全員が目標を理解、共感しており、チーム内に目標が浸透していました。さらに目標達成に向けてメンバーが徹底して役割を全うしていたと思います。

このようにチーム全員が同じ方向を向くことができたのは、目標への理解・共感・浸透・徹底の4つの要素を重要視したためだと思います。

役割設計はどのように行われましたか?

まずはじめにアウトプットとなる資料のコンテンツを検討するため、みんなでインフラに関するテーマを
出し合い、その中から各自がやりたいテーマ・挑戦したいテーマを挙手する形で決めていきました。

こういった決め方をしたおかげで、自然と主体性が生まれたと思います。リーダーが各メンバーに役割を振る形もあったかと思いますが、この場合「やらされている」という感覚の中でタスクを進めてしまうことになりかねません。 そうではなく、主体的に取り組んでほしいというリーダーの想いからこういった形で決めたことで、結果的に全員が毎月期限内に担当タスクを終わらせてくれました。

私たちのチームが分散処理型のチームとして機能できた要因として「主体性を生む役割設計」ができたことは非常に大きかったと思います。

タスク管理において工夫されていた点はありますか?

FBの機会を月に一度設けるようにしていました。資料の作成は各自で行なっていましたが、月に一度、
全員が集まるチーム会でお互いの資料についてのレビューを行いました。具体的には他のメンバーの資料を読んで、改善点をExcelに挙げていくという形です。

このようなFBの仕組みがあったことで、チーム活動の最大の強みである「みんなの頭で考える」ということが可能になったと思います。自分では気づかないような問題点を他のメンバーに指摘してもらったり、
スキルのあるメンバーが技術的な部分をサポートすることで作成した資料の質を上げることが出来ました。

分散処理型のチームといえど、各自が資料を作って終わりではチームでやっている意味がありません。
役割設計(=分散)をして、各自が担当タスクを全うする(=処理)。そしてFBのような仕組みで、
相互補完・相乗効果を生む。この流れを作れるかが「分散処理型のチーム」として機能するかのポイントになってくると思います。

さいごに

この記事のキーワードである「分散処理型のチーム」はエンジニアらしいチームの捉え方で、
面白い考え方だなと思います。理想とするチームの形は人それぞれあると思いますが、この記事を読んで
自チームの参考にしようと思ってくれる方がいたら嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました!