アジャイル開発で使っているテストのテンプレートの紹介
1か月程度のアジャイル開発のプロジェクトで使っているテストのテンプレートを紹介します。過去に経験したウオーターフォール開発時のテンプレートに比べてとってもコンパクトでテストしてても特に困らないのでアジャイル開発って素敵です。
◆テンプレート本体
Googleスプレッドシートに全部まとめてます。テストに必要な情報がそこに全部入っているので見返すのも便利です。
◆必須プロセスのチェックリスト
「テスト設計の内容を開発メンバーに説明して合意を取りましたか?」等の確認を怠るとトラブルになりやすいプロセスはチェックリストにして必ず実施するようにしています。特に認識齟齬は自分だけでは気づけないので必ず開発メンバーに確認を取るようにしています。
◆仕様書など開発資料へのリンク一覧
テスト設計に必要な資料に素早くアクセス出来るようにしておきます。
◆テスト環境などテスト実施に使用するリソース一覧
開発チームによってテスト環境や使用するアカウントが異なっていたりするので、これも整理しておきます。
◆チームメンバー一覧
何か困ったときに相談できるメンバーの一覧です。
◆リリース時期とテスト期間
リリース時期と開発状況とテストの内容からテスト期間を決めていきます。大事なのは余裕を持ったテスト期間です。守れない期間を設定しても信用を落とすだけなので、正直に開発メンバーに相談して確実に実施可能なテスト期間を設定します。
◆テスト要求とテスト要件の一覧
テスト要求が開発プロダクトに求められる品質関連の要求で、それを詳細化・具体化したのがテスト要件です。テスト要件は開発メンバーにレビューしてもらい、テスト要件を全て満たせばテスト完了です。
◆テストケース
テスト要件に沿ってテストケースを作成します。またテストケースはテスト実施者がそれを読んでテスト実施可能な粒度で記述します。ちなみに「誰にでも分かるように書く」は最悪です。そんな冗長なテストケースを書く時間があったら自分でテストするか、適切な粒度の記述でテスト実施できるようにテスト実施者を教育します。
◆テストケースの中間成果物
組み合わせ表など、何を考えてどうテストケースを作成したのか後で見てわかるものを残しておきます。これがあるとテストケースのチェックや修正にも使えて便利です。
◆不具合一覧
アジャイル開発だからか開発メンバーが優秀だからか、一回のイテレーションで検出される不具合が10件程度なので、スプレッドシートでの管理で問題なしです。不具合もすぐ報告して対応も早いし、必要ならリモートで画面共有して不具合を説明するので、不具合情報の記述も必要最低限で済んでいます。
◆不具合画像一覧
不具合一覧のシートに画像情報も含めると見づらくなるので、画像は別シートに分けてリンク情報のみ不具合一覧に載せる形で運用してます。
◆テンプレートまとめ
ウオーターフォール開発時のテンプレートとの主な違いは必要最低限の記述で済ましていることですが、アジャイル開発から追加したものもあります。それは不具合に対して「後日再検討」ステータスを追加しています。その意味は現在のイテレーションでは修正せず、開発プロジェクトが一段落して全体的な改修を行う際に修正する不具合は「後日再検討」にしています。
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この問題について(アジャイル開発で使っているテストのテンプレートの紹介), 我々は、より多くの情報をここで見つけました https://qiita.com/Otabekey/items/b7db6531f9922089d3b0著者帰属:元の著者の情報は、元のURLに含まれています。著作権は原作者に属する。
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