ATLASのソースからのインストール


ATLAS (Automatically Tuned Linear Algebra Software) は,BLAS (Basic Linear Algebra Subprograms)の実装で,アーキテクチャに最適なコードにしてくれているものらしい.
時には普通のBLASの数十倍も速くなるとか...

コンパイル

INSTALL.txtに書いてあるように,

$ mkdir my-build
$ cd my-build
$ ../configure
$ make

とすればコンパイルされるが,後々,共有ライブラリ(???.soみたいな名前のもの)を作りたいと思ったときに,これではダメだと言われる.
コンパイルの際に -fPIC を付けないといけないらしい.

$ ../configure --shared --prefix=/usr/local

みたいに,--sharedを付けると共有ライブラリも作成されるらしい.

makeの途中で,

./xmasrch -p s -o res/sMULADD

のような箇所で全く進まない場合(これはコンパイラのバグらしい),Make.incファイル内を下記のように変更すればコンパイルが通るようになる.

SMAFLAGS = -O0
DMAFLAGS = -O0

それによってライブラリの速度がどう変わるかとかは知らない.しかし,コンパイルはできるようになる.

参考:
http://sourceforge.net/p/math-atlas/support-requests/856/