PC-DOS2000のインストール手順


最近、PC-DOS2000をインストールする機会があったため、ノウハウを掲載しておきます。

世の中では Windows XPのサポート終了が話題になっている頃だと思いますが、MS-DOS(PC-DOS)はまだまだ現役です。
で、なにかの理由で DOS をインストールしなかればいけない、ってときにハマるポイントを一つ説明しておきます。ここでは PC-DOS2000のケースについて説明します。あと面倒なので、以下 DOS と略します。

急遽 DOS の環境を作らなくてはいけない、という場面に遭遇したとき、わざわざパソコンやHDDを新調する人は少ないと思います。手元にある古いパソコンやHDDを使ってインストールすると思います。そもそも、現在購入可能なパソコンにはFDDが搭載されていません。というかFDDの在庫争奪戦が始まってる状況ですね。
で、Windows なんかがインストールされているパソコンやHDDに DOS をインストールするケースが多いと思いますが、これがハマりの原因となります。
インストール用のFDD(セットアップディスク)を挿入してパソコンを起動し(BIOSの設定は自力でお願いします)、画面表示を確認しながらインストールを進めると 「空き容量が足りないためインストールできません」的なメッセージが表示されどうしてもインストールができないケースがあります。
リカバリ方法とか何も表示されないので、一般の人はここで大ハマりします。

このような状況に陥った場合は、F3キーで一旦インストーラを終了させます。
終了させるとDOSプロンプロが表示されます。
ここで、

fdisk [enter]

と入力して FDISK を起動し、HDDの領域を一旦解放しておきます。
この後、パソコンを再起動して、再びインストーラを起動すると、正常にインストールできるようになります。