【ONTAP】sysstatコマンドでNetApp全体の負荷状況が確認できる


NetAppにおける負荷の状況を確認するData ONTAPコマンドとして sysstat というコマンドがあります。(SSHログインにて利用できる)

いろいろとオプションはあるようですが、とりあえず -u を見ていればある程度の状況は把握できるかなと思います。 ちなみに -x オプションだと全て表示してくれますが読みづらい‥。

nas1> sysstat -u 3
 CPU   Total     Net   kB/s    Disk   kB/s    Tape   kB/s  Cache  Cache    CP  CP  Disk
       ops/s      in    out    read  write    read  write    age    hit  time  ty  util
  1%      92     716     26      97      3       0      0     0s   100%    0%  T     1%
  1%      12     100     27     841   2088       0      0     0s    98%    9%  :     3%
  0%      24     101     12       7      0       0      0     0s    98%    0%  -     0%
  1%      15     193      8       9      0       0      0     0s   100%    0%  -     1%
  1%      31      68     55     675   1076       0      0     0s   100%    7%  T     3%

それぞれの項目は下記の通りです。

項目名 内容
CPU CPUが使用されていた時間の割合。
Total ops/s 1秒間あたりの合計(NFS+CIFS+HTTP)処理数。
Net kB/s 送受信したネットワークトラフィック。
Disk kB/s 読み取り、書き込みされたディスクトラフィック。
Tape kB/s 読み取り、書き込みされたテープトラフィック。
Cache age バッファから最後にデータが削除されてからの経過時間。
Cache hit キャッシュヒット率。
CP time CP処理(RANからDiskに書き込まれる処理)の割合。
CP ty CPの種類。例えば《T》はタイマーによる定期実行処理。(デフォルト10秒に1回)
Disk util アクセス率が最も高かったディスクの利用率。

ちなみに。
CPの割合が多いとRAM不足もしくは書き込み先Diskの問題が考えれます。