Spacemacsが素晴らしいのでさくらのレンタルサーバにインストールしてみた


ポエム

ひと月ほど前にSpacemacsに出会いました。おっさんですが遅まきながら数年前にVim「再発見」し、若い頃の拒絶反応が嘘のようにカラダがVimに染まってしまいました。「やっぱりオトナは楽しいなぁ」などと思いながらいい気になってVimにプラグインてんこ盛り、AtomもVimキーバインド入れてプラグイン三昧にしたら起動が遅い!「これならEmacsでいいんじゃない?確かEvilってあったよなー」とググっていたらSpacemacsが啓示のように現れました。
で、少しでも貢献したいと思ったので、テストとしてレンサバにインストールした手順をまとめておきます。レイヤーを追加したりすると動かないものもあるかもしれませんが、デフォルト+japaneseレイヤーでは今のところ問題ないようです。普段使いとしてはiMacにインストールしたものを使っているので、まぁ「インストールできました」というところまでの報告です。

前提

  • さくらのレンタルサーバスタンダード
  • ssh接続はできるようになっている
  • bash使用中

Emacsを最新版に

(参考:http://bty.sakura.ne.jp/wp/archives/818)

$ mkdir tmp
$ cd tmp
$ wget http://ftp.gnu.org/gnu/emacs/emacs-25.1.tar.gz
$ tar zxvf emacs-25.1.tar.gz

解凍したディレクトリに移動してから、configureしてmake。下記中、「バージョン確認」はemacs内での操作です。

$ cd emacs-25.1
$ ./configure --without-x --prefix=/home/ユーザ名/local
$ gmake
$ src/emacs -Q
# C-h C-aでバージョン確認
$ gmake install
$ gmake clean

~/local/binにPATHを通し、日本語も通るようにしておく。

$ cd ~
$ vim .bashrc

以下を追加

export PATH=$HOME/bin:$HOME/local/bin:$PATH
export LANG=ja_JP.UTF-8

(cshの場合は.cshrcに以下を記述)

setenv PATH $HOME/bin:$HOME/local/bin:$PATH)
setenv LANG ja_JP.UTF-8

設定を読み込み直す(source .bashrcなど)して確認。問題がなければ、.bash_profileに移し変えておくと、ログイン時に便利。

いよいよSpacemacs導入

公式サイトに従い、githubからクローン。既存の.emacs.dがある場合は、バックアップを取るなり、削除しておくなりしてください。

git clone https://github.com/syl20bnr/spacemacs ~/.emacs.d

日本語環境

http://qiita.com/kenjimyzk/items/2429f74451a35c9f12fd
に従い、日本語レイヤーを導入しました。kenjimyzkに感謝!

git clone https://github.com/kenjimyzk/spacemacs-japanese ~/.emacs.d/private/japanese

(migemoは導入していないので動きません。ddskkを使うには、別途辞書の導入が必要かと思います。なお、japaneseレイヤーを入れなくても、簡易的な日本語入力はC-\で可能なようです)

設定など

追加の設定などは先人たちの記事にまかせます。

起動

emacs

ぼくはここまでの設定で起動しました。