Squeak 5.1 で補完入力を出来るようにする(OCompletion)


 最近の開発環境ではコードの補完入力がされる事が多くなっています。 Smalltalk は長い名前が付けられている事も多いので同じく補完入力が出来ると便利です。そんな時に便利な OCompletion を導入してみましょう。

Help メニューから "Extending the system" で出るウィンドウにも導入方法が書いてあるのですが、そちらを "DoIt" するだけではうまく導入できなかったので、導入方法を紹介します。

システムをアップデートする

 Workspace に次のように入力して "DoIt" して念のためシステムをアップデートしておきます。

Utilities updateFromServer

インストールする

 次を "DoIt" します。

(Installer ss project: 'OCompletion') install: 'Ocompletion'.

 次にデスクトップメニューを開き、"open…" を選択すると "open…" メニューが開くので "Monticello Browser" を選択するか、"Workspace" で次を "DoIt" します。

MCWorkingCopyBrowser open.

 左のペインから "OcompletionSqueakCompatibility" を選択して右のペインで最新のものを選択し "Load" ボタンを押して読み込みます。

 "Workspace" で次を "DoIt" します。

(Smalltalk at: #ECToolSet) register.

 すると "Please Choose" というダイアログが出るので "#ECToolSet" ボタンをクリックします。

 最後に次を "DoIt" します。

(Smalltalk at: #ToolSet) default: (Smalltalk at: #ECToolSet).

 無事に終了したら Workspace などで入力をすると補完がされるようになっているはずです。上下キーで補完対象を選択し、Tab キーで残りの入力がされるようになっていたり、対になる括弧やクォーテーションが補完されるようになります。