Netflix Queer Eye 第4話 "Big Little Lies" アリアン君で見つめなおす責任と嘘


自分のマインドセットの参考に、また同じようなマインドの人に参考になれば。

Queer Eye 第4話 "Big Little Lies" アリアン君

大学の単位を落とし就職先が決まっていたにもかかわらず留年になってしまったアリアン君、
アルバイトも長続きせず1週間でさぼってバックレるというクズオブクズであった、
近しい友人たちはいい加減クズオブクズマインドからくる言い訳と行動が伴わない発言に嫌気が差し、フェブ5へとアリアン君の改善を依頼する。

アリアン君の行動の中で現れる、「責任逃れ」「先延ばし」「行動しない」この3つが自分と全く同じだった、以前から自覚していたこの3つの行動を反面教師のようなアリアン君を見せられることで顔面を蹴り飛ばされる気持だった。

責任逃れ

「単位を落としたのは誰のせい?」

「僕のせいだけじゃない」

内心自分のせいだとわかっているがそれによっておこる「責任」から逃れるために責任を教授と分散させようとしている、そのためにウソをつく羽目になりそのウソを取り繕うためにまたウソを重ねる最後には結局事実だけが残る、さらにこの時留年の事実を親に伝えていなかった。

先延ばし

親に伝えることへの恐怖によって中々留年の事実を伝えられず、その現実と向き合うことに恐怖しゲームに没頭して忘れようとしていた、しかし先延ばしはまったくの無意味で結局はその時はやってくるし、恐怖におびえていた日々は何の意味も持たない。

行動しない

自分は変わらなきゃとミクロほどしか思っていないので行動をしようとしない、支離滅裂の言い訳だけはすぐ出てきてそれで自分を守ろうとするがそんな紙の盾では現実に突き刺されて終わりである。現実は「留年してる」「アルバイト1週間バックレ」「言い訳とウソの塊」(「シェアハウスなのに掃除をしない」)でしかなく、彼のクズさを浮き彫りにするのである。

原因

彼はいつか誰かが何とかしてくれると思っているかつ責任は自分だけにはないと思いたいのである。それは友人であり、親であり、未来の自分であり、様々な「今の自分」以外の人間に責任を押し付けている。

「単位は担当の教授が厳しいせい」

「掃除をしなくてもルームメイトがしてくれる」

「留年しても親は授業料も部屋代も払ってくれる」

「いま努力しなくても未来の自分がスーパー努力して大金持ちになれる」

こんな感じで、とにかく今は自分が楽しいことしかしたくないので、すべてをアウトソーシングするのである、時空をも超えて。

自覚

メンバーのカラモは彼に彼自身のウソと真実が入り混じった事柄を質問し、イエス・ノーで彼に答えさせた、その後カラモは「ウソか本当か曖昧な答えはあった?」、アリアン君は「うーんウソか本当かで答えられない問題もあった」、「そんなことはない、すべて嘘か本当かに分かれる」というカラモ。カラモはまず彼が彼自身についている嘘を見つめさせ自らの責任を自覚させたのである、自分へのウソを見つめ責任を自覚させた後カラモは「肩の力を抜いて、留年なんて大したことない!」と彼にも言うように促す、問題を怖がっていても前には進めないし、進まない限り未来はないことを彼に伝えるのである。

まとめ

自分の抱えてる問題の解決法は「自分に嘘をつかない」ということだった、自分に嘘をついていると問題自体が見えなくなってしまう、まずは自らを見つめ自分の責任を自覚し客観的に自分と問題を考えることが第一歩だ。

Queer Eyeについて

Fab Fiveが問題を抱えている人々の元へ現れ、それぞれの得意分野を用いて問題解決していくNetflixオリジナル番組である。この5人は内面的な問題の解決に重点を置いていてその人自身や時にはその人を取り巻く人々も含めて問題解決を行いその人に寄り添った道しるべを示していってくれる。