仕事は楽しいかね システム開発


仕事は楽しいかね

久しぶりに読んで(聴いて)みて
『システム開発に通じる部分がありそう』ということで、心に湧き上がるものをメモメモ。

「仕事は楽しいかね? 」
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CM51G74
ストーリー仕立てになっており非常に楽しく読めますし、量も少ないです。
仕事に疲れてきたときに読むと少し心のゲージが回復できます。

明日は今日とは違うことをする。変わり続ける。

できるだけネタバレはしたくはないので、
あまり内容は書きませんが最初に読んだときに一番記憶に刻まれた言葉です。

「改善し続ける」ではなく「変わり続ける」というのがいいのだと思います。
「改善」だと常に良い方向にだけ変え続けるイメージですが、
「変わり続ける」というのは、改悪する場合も含めて
いろいろなことを試しながら進めるということかなと感じています。

言い方は悪いですが、
頭でっかちに考えて試しもせずに成功する道だけを探して立ち止まり続けるよりは、
いろいろ考えながらいろいろなものを試し、知識、経験を得て新しいことに挑み続けるほうが、
最終的にはより一歩先に早く進めるのかなと実体験からも感じています。

試してみることに失敗はない

アジャイルのやろうとしている根幹と上の「変わり続ける」は通じるものがあるかなと考えています。
本の中でも出てきている「試してみること・・・」の思想はアジャイルの中によく溶け込んでいると思っています。

開発の現場では試すことにはコストがかかり、ものによっては一時的な成果、利益への貢献度としては
マイナスに見える試しも実際にはあります。

しかし試したことにより知見が得られ同じ失敗をしなかったり、
より理解が進むことでより効率化できるアイデアが浮かんだりしたことが、
私の経験ではそのようなことがたびたびありました。

ウォーターフォールと呼ばれる開発プロセスとアジャイルは対比するようなものでもないのでしょうが、
過去の経験上、ウォーターフォールのプロセスで設計書を書いているときに
全く試しをせず机上だけで仕上げたものは
実際に開発してみると全然間違ってたりするってことがよくありました。
そうなると設計し直しとなり、予定していた工数では収まらなくなってしまう事態もありました。

設計書を書いてる間はコードを触っちゃいけない、試しちゃいけないというような
思い込みが大きいのかなと思います。

変わり続ける

改めて本を読んで、今後変わり続ける姿勢を持っていこうと思いました。
飽き性の自分には変化がある方が楽しいですし、忘れずにやっていこうと思います。