ローコード開発プラットフォーム


こんにちは。

今回はローコード開発プラットフォームについて取り上げたいと思います。少し前にWSJの記事でローコード開発プラットフォームが紹介されていました。

さて、そもそもLow-code development platformとはなんでしょうか?

Wikipediaによると、

A low-code development platform (LCDP) is software that provides an environment programmers use to create application software through graphical user interfaces and configuration instead of traditional computer programming.

とあります。

ほぼプログラミングなしでドラッグ&ドロップベースでクイックにアプリケーションを開発できる環境を提供しているプラットフォームを持つ製品のことです。

以下ローコード開発プラットフォームを提供している会社を一部紹介します。

ローコード開発プラットフォームのメリット

WSJの記事では、ビジネスプロセスのIT化需要の高まりを受けてローコード開発プラットフォームが企業のなかで最優先課題として挙げられている点について、いくつかの企業の事例を通して紹介しています。その中で、あるCIOは

ユーザー側のITに対する要求は、IT部門が提供できるものよりも常に大きく、ローコード開発プラットフォームはそのニーズを満たすための助けになる

と述べています。

では、ローコード開発プラットフォームの特性について見てみましょう。

短期間

これまでベンダー側もしくはユーザー側として、時間をかけ開発、リリースしたシステムがいざ蓋を開けたら全然利用されていない、使いづらいという理由から使わなくなったといった経験はないでしょうか?従来のように長い期間をかけて開発するようなアプローチではなく、簡単に開発でき、短期間の内にリリースできる開発環境は、このような齟齬を無くすのに理想的なアプローチです。短期間で簡単に開発できれば、利用者のフィードバックをすぐにもらい、すぐに改善することができます。そうやって日々のビジネスで使いやすいものにしていくことで、使えない/使われないアプリケーションになるリスクを抑えることができます。

開発の容易さ

ローコード開発プラットフォームは、文字通りほとんどコードを書かず、ドラッグ&ドロップベースで開発できるのが強みです。これにより、場合によってはこれまでエンジニアしか開発できなかったアプリケーションをビジネスユーザーでも開発したり、積極的に開発に参加したりする事が可能になります。

冒頭で紹介したWSJの記事の中では、3万-5万ドルの製品に相当する訪問者管理アプリケーションをたった1日でIT部門とビジネス部門が一緒になって作った事例を紹介してます。こういったことができるのもローコード開発プラットフォームがMtgなどでアプリケーションの要件を話し合いながら、その場でドラッグ&ドロップや少しの設定だけで開発できる機能性を提供しているからだと言えます。

ローコード開発プラットフォームの利用は、今後ITだけでなく広くビジネスユーザーへ拡大していき、プログラミングの知識がなくても、ローコード開発プラットフォームによって作成されたシステムをインプリできる非エンジニアは今後増えていくと思います。そうなれば、使う側と作る側の距離が近くなり、両者間の齟齬がより小さくなるのでは?と期待しています。またエンジニアのリソース不足が深刻化している昨今の状況においてローコード開発プラットフォームは、エンジニアリソース十分に検討の価値があるかと思います。

最後に 

ローコード開発プラットフォームの事例については、こちらのブログも参考に。

Xplentyは、豊富なコネクターとデータ加工に必要な変換部品、さらに複雑なジョブの依存関係を実装するためのワークフロー機能により、データ統合をシンプルかつ容易に実現することができるローコード開発プラットフォームです。ETL/ELTの処理をドラッグ&ドロップベースで開発することができます。ぜひトライアルに申し込んでいただき、操作感を体感してください。