楽天モバイルの通信回線は使い物になるのか


楽天モバイルを契約して一ヶ月がたった今日この頃にレビューを書いてみることとする。

楽天モバイルの契約

まずは、楽天モバイルの契約状態に関してだが、筆者所有の端末がiPhone SE 2でSIMカードスロットにはdocomoの回線のSIMカードが刺さっている。だが、このSIMカードに関しては音声通話ができないSIMカードであった。
そのため、音声通話をするためには別の端末を用意するか、eSIM契約のできる通信会社との契約が必要であった。
ここで、登場するのが、「楽天モバイル」である。

eKYCで楽に契約

楽天モバイルとの契約開始に関してだが、基本的にはeSIM対応の端末と日本の運転免許証が必要とはなるものの、その条件さえクリアできれば、最短10分でネットのみで契約が完了する。条件をクリアできない場合には別途SIMカードが郵送で送られてくる。

実際どうなの?楽天モバイル

メリット

eKYCでの容易な契約

条件をクリアする必要はあるものの、eKYCで楽に契約を完了することができ、審査さえ通れば、即日(約10分)で契約を完了させ、通話、インターネットを開始することができる。

格安SIMよりもマシ

かつて、UQmobileの500kbpsの使い放題SIMや日本通信の月額契約のSIMカードの契約などをしたことがある筆者だが、どの回線に関しても通信速度に関する不満は消えない。(格安SIMなので仕方がないが。)一方、楽天モバイルに関しては独自の通信回線の整備もある程度進んでいるので、独自の回線に関しては通信回線が良い方であると感じる。

デメリット

エリアが極端に狭い

楽天モバイルの通信エリアに関してだが、極端に狭い。特に楽天モバイルの場合にはAUの回線でも通信可能であるが、バンド固定で楽天モバイルだけの通信回線を拾おうとすると結構不便な面を感じる。

壁などの障害物に極端に弱い

割り当て周波数帯の問題ではあるが、障害物に極端に弱いというのが現状である。docomoの通信回線と併用で使っているので、docomoの回線は壁の向こうでも使えるのに、楽天モバイルに関しては使えないなどの事象も発生している。

結局どうなのよ?

楽天モバイルしか通信のできない端末などを持つことはおすすめしない。あくまで、二台目やバックアップ回線としての利用をおすすめする。
また、アプリ経由で通話やSMSをした場合には、基本的には通話料が無料なので、通信回線の契約のないデータ専用プランで通話のみ楽天モバイルなどという使い方もある。

バンド固定に関して

楽天モバイルの割り当てされているバンドしかとれない端末があるにはある。なので、そのような端末を使えれば、楽天モバイルの通信回線分のデータ消費しかしなくなる。(auの通信回線でネットをした場合には5GBで制限がかかってしまうので。)
また、iPhoneに関してはバンド固定の方法もある。ただし、該当のバンドが取得できない場合には、他の使えるバンドで無理に電波を取得しようとするので、結局auのデータ量を消費してしまうと欠点もある。

一部改悪が発生した楽天モバイル

2021年7月よりユニバーサルサービス使用料が発生するパターンが発生した。それも無料で使い放題の回線に関しても1GB以上のデータ使用で発生するという代物だ。まあ、無料とはなんなんだろうか。まあ、改悪する可能性があることは契約時に明記してあるのがだ。別に解約金がかからないのだから、ユニバーサルサービス料を払いたくない人は楽天モバイルと契約しければいいといわれればそれまでではあるが。
ちなみにdocomoの代理店で契約しようとしたときに、020のデータ使用のみを目的とする番号を取得すれば、ユニバーサルサービス料を支払わなくても良いと聞いたことがあるが、真相は。。。。契約したことがある人がいたら、是非ともコメントを残してもらいたい。そもそもSMSとか使えるの?とかもありますし。