工学博士論文「端末間経路選択のための片方向遅延差測定方式）」の予備審査の席上、
「時刻同期って難しいのですか？」という質問をいただいた。

論文の中身は、時刻同期をせずに、往路と復路の遅延差を測定する方式についての提案である。
往路と復路の遅延差がある経路しかない場合に、時刻同期が簡単であれば、遅延差の測定は容易かもしれない。

時刻同期がなぜ難しいか、あるいは時刻同期をしたとしても、往路の遅延を測定する際の時刻同期と、
復路の遅延を測定する際の時刻同期の精度に、遅延以上の差があれば、時刻差を測定しているのか、遅延差を測定しているのかわからないということを含め、時刻同期の難しさと、複数の経路の遅延差を同時に測定することの難しさを、自分としては丁寧に書き足した。

そんな大事なことを１週間で書き足すのは無理だという外野の声を他所に、
３０年ほど、ありとあらゆる種類の遅延を経験し、経路の遅延差を測定しつづけ、時刻同期を維持しつづけることの困難さを経験し、同時測定の困難性を経験してきた者にとって、体系的に説明するのは困難ではなかった。

特に、経路選択におけるProfileに、
Availability
Band width
Cost
Delay
Efficiency
Fault/Failure
Geometric Distance
Hob count
などの測定項目を並べて、社会的な選択をするのであるから、
時刻同期の困難性も同様に、多くの要素のProfileから推測することは難しくなかったのかもしれない。

ntp

時刻同期
https://qiita.com/tukiyo3/items/a8a1bd12b6159577320b

【備忘録】IoTデバイスと時刻同期について
https://qiita.com/kt-yt/items/efe761f79a677d4ee03d

NTP network time protocol
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8fdd25c1559216110eec

timesync

VMwareでの時刻同期方法
https://qiita.com/kite_999/items/1143e575de7e89a87ba1

Ubuntuで時刻同期の設定 (timesyncd.conf)
https://qiita.com/tukiyo3/items/c847d443a6d977083de9

chrony

時刻同期chronyの導入
https://qiita.com/mattsun/items/f2dc3519e1a628f81923

CentOS7の時刻（同期）設定
https://qiita.com/Pirlo/items/c4c23cc1ba2b1d3c0673

raspbianでchrony（時刻同期編
https://qiita.com/ngkazu/items/916f476985fa3e3f2951

NetBSDでもchronyで時刻同期してみる
https://qiita.com/furandon_pig/items/fe91e0a6f8b083b02630

【Linux,Windows】時刻同期設定・確認
https://qiita.com/dan-go/items/d7e6e9f69d783f57a141

timedatectl

Proxmoxで時刻同期
https://qiita.com/minoden_osaka/items/ea210109ae1e1b52eb90

W32Time

Powershell で時刻同期無効
https://qiita.com/a-hiroyuki/items/384e2ccef349d01b748c

Pythonで時刻同期（Windows）する
https://qiita.com/kotaronov27/items/dd6869ff092696702772

others

ROS(rosserial)とArduinoの時刻同期について
https://qiita.com/ntrlmt/items/0f77a8680d321008efb2

Vagrantでホストとの時刻同期を止める
https://qiita.com/hideshi/items/a75f45e4d714708e46e3

Docker コンテナの時刻同期(時刻データ)について
https://qiita.com/hirotaka-tajiri/items/f5900b236a005d7ffe58

Reference

NTP network time protocol
https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/8fdd25c1559216110eec