PIC32でMPLAB Code Configurator (MCC) を使うためのtips


PIC32MXデバイスでMPLAB Code Configurator (MCC) を使おうとしたら、こんなことになった。

15:52:09.870 WARNING: The project\\\'s device is not supported by the currently loaded libraries. All library versions are available for download on the MCC website. www.microchip.com/mcc
15:52:09.894    INFO: Stop MCC

マイクロチップのサポートに連絡するとライブラリが対応してないんじゃないかと聞かれたが、使用しているPIC32MX110F016Bは最新ライブラリに対応しているらしい。

どうやら、PIC32MXのライブラリそのものが開発停止されており、最新のMPLAB Xに実は対応していない、ということだったようだ。

公式サポートの答え

以下やりとり。(Q:筆者 A:サポート職員さん)

Q: このライブラリ自体が古いので、最新版のmplab-coreでは動かないようだ。coreは切り替えられるのか?

A: 基本的にMPLAB X IDE、MPLAB Code Configurator (MCC)、MCC core、mccライブラリのバージョンは基本的に1対1対応。古いライブラリは新しいcoreと互換性がないし、古いMCCも新しいIDEでは走らない。近いバージョン(半年くらい)のものなら走ることがあるが、これはたまたまと認識したほうがいい。
最新バージョンのIDEを使うなら、Harmonyを使うしか無いのかなと思う。

Q: Harmonyはランニングコスト的にあまり使いたくは…

A: つまりMCCv3を走らせることが目標になるね

Q: MCC内でデフォルトのcoreを切り替えたり、MPLAB内でMCCを切り替えたりはできる?

A: できない。IDEとMCCは一対一対応。複数バージョンのMCC(v3とv4)の共存はできない。(たぶんデフォルトcoreの切り替えも不可能)

Q: 複数バージョンのIDEを共存させることはできる?

A: できる。Net Beansがそれをサポートしているから。

つまり

古いライブラリを使いたいなら、IDEごと複数バージョン用意せよ

ということでした。自分はかなりここでハマったので、これを備忘録としておきます。

(的確な回答をくださったサポートの担当者様、ありがとうございました)