広告/アドテック用語辞典


はじめに

広告およびアドテクに関する略語・用語を個人的メモとしてまとめました。

索引

A〜Z

DoubleClick For Publishers(DFP)
Google Ad Manager

DSP demand-side platform
広告主にとって意味のあるインプレッションのみを買付し、広告主側の収益を最大化するためのプラットフォーム。

Google Ad Manager(GAM)
Google が提供しているアドサーバー。

RTB real-time bidding
オンライン広告の入札の仕組みのひとつ。広告枠のインプレッションが発生するたびにリアルタイムで入札を行い、配信する広告を決定する仕組みのこと。最も高い金額をつけた購入者の広告を表示する。リアルタイム入札。

SEM search engine marketing
検索エンジンを活用したマーケティング手法を総称したもの。

SEO search engine optimization
検索エンジンを使ったマーケティング手法のひとつ。コンバージョン増加のために自然検索経由の流入を増やす施策を指す。

SSP supply-side platform
インプレッションごとに複数のアドネットワーク、DSP から入札される広告の中から最も収益性が高いものを予測し、配信するメディア側の収益を最大化するためのプラットフォーム。

VAST video ad serving template
動画広告掲出テンプレート。広告配信サーバー(アドサーバー)と動画プレイヤー間で行うデータの受け渡し方法を定義したもの。受け渡しするデータは、動画ファイルの URL やサイズ、ファイル形式、再生時間といった動画素材に関する情報と、インプレッションやクリック、ビューアビリティ(可視性)、再生開始、停止、ミュート、再生時間率(25%/50%/75%/100%)などの測定指標をカウントするリクエスト URL。 

アドエクスチェンジ ad exchange
複数のメディアやアドネットワークが持つ広告枠を束ねて、交換できるプラットフォーム。

アドサーバー ad server
広告枠や表示回数をコントロールする、広告を配信するための専用サーバー。

アドネットワーク ad network
複数の広告配信可能なメディアを束ねて広告配信するネットワーク。

インストール単価(CPI) cost per install
ストアからアプリをインストールしたときの1インストールあたりの広告単価。
インストール単価 = コスト / インストール数

インプレッション数 impression
広告が表示された回数。どれだけユーザーに表示されたか、広告の配信ボリュームを把握するための重要な指標。

インプレッション単価(CPM) cost per mille
広告が 1,000 回表示する際にかかった広告費。インプレッション課金以外のものを含んで計算しなおすことを eCPM(effective cost per mille) と呼ぶ。
インプレッション単価 = 広告費 / インプレッション数 * 1,000

駅貼り(駅掛け)広告
駅構内の固定枠にはりつけられたポスター。交通広告のひとつ。

絵コンテ
コンテ

買い切り
広告会社が特定の枠をを1社で買いとること。買い切った広告会社は、広告主に対する枠の販売のリスクを自己負担することになるが高収益を見込みる。

完パケ
完全パッケージの略。そのままで配信できる状態に仕上がっているクリエイティブ。

競合
同業種の広告主が同一番組のスポンサーになろうとしてかち合うこと。通常は回避するために種々の調整が行われる。

クライアント client
媒体社、広告会社から見た広告主。

クリエイティブ creative
広告として掲載するために制作された広告素材。

クリック数 click
ユーザーが広告をクリックした回数。

クリック単価(CPC) cost per click
広告がクリックされるたびに発生する広告費。
クリック単価 = 広告費 / クリック数

クリック率(CTR) click-through rate
表示された広告のうちユーザーが実際にクリックした広告の割合。
クリック率(%) = クリック数 / インプレッション数 * 100

月間アクティブユーザー(MAU) monthly active user
月に1回以上のサービスの利用や活動があったユーザーの数。ユーザーの利用実態を把握するために使われる指標。

広告会社 advertising agency
広告主と媒体社との間にあって、広告業務の代行やサービス提供及び支援(広告主に代わって広告を出稿/管理)を行う会社。広告代理店ともいう。広告主の広告アカウントを管理する。

広告主 advertiser
広告活動を行う主体のことで、ウェブサイトの広告枠を購入して広告を掲載する組織・機関・人。広告の送り手。クライアント、スポンサーともいう。

広告枠
ウェブサイトやアプリの広告スペース(広告を表示する場所)のこと。

考査
(1)内容が定められたルールから逸脱していないか、または公序良俗に反していないかをチェックすること。(2)広告主の業態が消費者保護の観点などから問題ないかをチェックすること。

顧客獲得単価(CPA) cost per acquisition
新規顧客を獲得するのに1人あたりいくらかかったかを示すもの。
顧客獲得単価 = 出稿金額 / コンバージョン数

コンテ continuity
CM制作における撮影台本のこと。演技、ナレーションなど細部にわたって指定してある。アクションや背景などを絵にしたものを絵コンテという。

コンバージョン conversion
広告をクリックしたユーザーが特定のアクション(資料請求、会員登録、商品の購入、アプリインストールなど)をとること。その最終的な成果。

コンバージョン率 (CVR) conversion rate
クリック数に対するコンバージョン数の割合。
コンバージョン率(%) = コンバージョン数 / クリック数 * 100

差し替え
素材変更。

純広告
メディアの広告枠を買い取って広告を出稿すること。

タイアップ(広告) tie-up (advertising)
複数の広告主が共通のテーマのもとに共同して行う広告キャンペーンのこと。

ディスプレイ広告 display ads
ウェブサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告。文字で構成される「テキスト広告」、画像ファイルを用いた「バナー広告」、ユーザーのアクションに応じて広告サイズや画像が変化する「リッチメディア広告」などがある。

デモグラフィックデータ demographic data
ユーザの年齢、性別、居住地、家族構成、職業など、人口統計学的なデータ。

動画広告 video ads
動画を使った広告。動画コンテンツ再生時に再生されるインストリーム動画広告や動画コンテンツと関係なく再生されるアウトストリーム動画広告といった種類がある。

ネイティブ広告 native ads
デザイン・内容・フォーマットが、広告の掲載先のウェブサイトの形式や雰囲気に似た形で表示される広告。

フリークエンシー(FQ) frequency
一定の期間に1ユーザーに対して広告を表示した回数。同じユーザーに表示される回数を制限する機能を「フリークエンシーキャップ(frequency cap)」という。

ページビュー(PV) page view
ウェブサイト内の特定のページが開かれた回数。どのくらい閲覧されているかを測るための最も一般的な指標の一つ。

メディア/媒体 media
送り手のメッセージを受け手に伝達する媒介物。広告を表示するウェブサイトなど。


広告を配信する対象のメディアのこと。⇒
メディア/媒体

ユーザー user
広告を閲覧する人、広告の訴求対象となる人々。広告の受け手。

ユニークユーザー unique user
ウェブサイトにアクセスしたユーザー数(訪問者数)。

ランディングページ(LP) landing page
広告をクリックした後に誘導するページ(広告に設定するリンク先ページ)。

リスティング広告 listing ads
ユーザーが検索したキーワードに関連して表示される広告。検索連動型広告ともいう。


広告枠

ちょっとひとこと

お読みいただきありがとうございます。
広告、アドテク業界の基本用語をまとめてみました。業界用語をどこまで採用するかは悩ましいところですが、適宜増やして行けたらと思います。