幻冬社 成功の法則92ヶ条を読んで心に残った法則


1.考えて行動するのではなく、考えるために行動する。

 他の本でも、とりあえず行動して後から考えてみる等の事は書かれているのですがこの言い回しが自分の心に残りました。
 とりあえず行動してみるのと、考えるためという目的意識を持って行動する、のでは得られるものは全然違うと思いますし、難しく考える前に実行に移すということも再認識させてくれる言葉でした。

2.右脳と左脳のキャッチボールをする。

 今まで生きてきて、中学受験や大学受験の時に「直感で答えがわかるようにするのではなく、理解してわかるように」というのはよく言われてきました。これは、右脳から左脳への理解のチェンジを表している言葉だと思います。
 しかし、三木谷さんはさらに左脳から右脳へ、そしてまた左脳へキャッチボールを幾度かしてアイデアの重要な部分を見つけ出していくそうです。単純なものを複雑化したものを、さらに単純化してみるというのは自分にはなかった考えでした。革新的だと思うアイデアが思い浮かんだ時には、この作業をすることにより自分の考えの根幹や修正点が鮮明に見えてくるのではないでしょうか。

3.不調なときでも、その中に成功している人(部署)を探し、分析せよ。

 自分はチームが不調な時は他の成功しているチームや、業界から成功している理由を分析するという考えがありました。しかし、三木谷さんは不調なチームな中でも成功している人や部分はあるから、そのいい兆しを大きなものにしていくという考えでした。
 外のところに目を向けるのも大事だが、身近なところでの成功している部分にも目を向け分析するのは、意外に忘れているのかもしれないと思い心に残った法則になりました。

4.Never too late

 この法則では、「ファースト・ムーバー・アドバンテージ」という、最初に行動したものに利があるという言葉と、「ベスト・ムーバー・アドバンテージ」という、最善の動きをしたものに利があるという言葉が挙げられていました。「人生に遅いなんて事はない」という言葉を横文字で表現するとなかなかにかっこいいです。かっこよさを感じたのと同時に、時間的な遅さでの不可能は無いという事を再認識させられました。