エンジニアであっても、ライティングスキルが重要だ


「自分、ソースコード読み書きできるし」
こう思って分かりやすい文章とか不要じゃない・・・?と思っていた時期も自分にはありました。

確かに、ソースコードを読み書きできるのは素晴らしいことですが、それ以外のことをできなくてもいい理由にはなりません。
タイトルにもあるように、「エンジニアであっても、ライティングスキルが重要だ」ということについて書きたいと思います。

ROI(Return On Investment)が高まる

我々エンジニアは、人間とコミュニケーションをして、システムを作ります。
ライティング能力が高ければ、他人と同じものをイメージしやすいため、認識のズレが発生しにくくなります。

それゆえに、認識が違うことから発生する無駄な作業が減り、ROIが高まります。

生産性が上がる

ライティング能力が高ければ、

  • 時間が節約できる
  • 読み手にストレスを溜めない

ため、生産性が上がります。

 文章を読んでいる時に、書いた人のライティング能力が高ければ、「何を言おうとしているんだろう?」「結局何?」という疑問が発生しにくくなります。
 それゆえ、「文章の意図を理解する時間」と「書いた人に文章の意図を聞く時間」が節約できます。もちろん時間が節約できると、生産性は向上します。

 分かりにくく、認知負荷の高い文章を読むと、ストレスが溜まります。分かりにくい文章は人間が物事を理解する過程にそぐわない形で書かれており、無駄に何回も読み返さないと理解できないからです。
 ストレスが溜まった状態と溜まっていない状態では当然ストレスが無い状態の方が生産性を発揮できます。

以上より、
「エンジニアであっても、ライティングスキルが重要だ」と考えています。


以上で本文は終わりです。
最後に、この記事を書いた経緯について書きたいと思います。

私が新卒で社会人になって、よく言われていたこのフレーズ
「何言っているか分からない」

正直いい気はしないので、(自分も同じようなこと思ったときは頑張って解釈してるんだよって思いつつも)
何を言っているか分かるように話せるようになろうと決心しました。いきなり話すとなるとハードルが高いので、ゆっくりと時間をかけられる分かりやすく書くことからはじめました。

バーバラ・ミントさんの『考える技術・書く技術』を読んでみてそのアウトプットをこの記事でしてみました。

主張の裏付けが弱すぎて読んでて「ふ~ん」くらいの印象しか与えられなかったかもしれませんが、
主張に同意できるかどうかはおいておいて、何を言っているかは分かったのかなと思います。

また、書いている過程での学びもありました。

  • 自分は考えがまとまる前にキーボードを触ろうとする
  • 油断すると論理が飛躍する
  • 演繹的ではなく、帰納的に書くのが結構難しい

これからもアウトプットを続けてライティングの達人目指していければと思います。

最後まで目を通していただいてありがとうございました!