年末なのでインフラエンジニアとして今後のキャリアパスを考えてみる。


私はこれまでインフラエンジニアとして監視オペレーターからキャリアが始まり現在ではAWSを中心に大規模サービスのインフラ改善や自動化の提案導入運用をしています。
そんな私ですがインフラエンジニアの視点で最近思うことと今後のキャリアパスなどについて考えてみました。
※あくまで個人的見解です。

ちなみに私の直近2年間の経歴です。
* 国内外コンシュマーゲームインフラ運用(DevOpsエンジニアとして関わる)
* コンシュマーゲームインフラ開発(MSPに常駐し間接的に関わる)
* 人気スマホゲームのインフラ運用改善・自動化導入(現在ココです)

とまぁ元々オンプレをメインとしてサーバの設計構築をしていたのですがゲームサービスのプロジェクトに関わるようになるのと同時にクラウドエンジニアとしてキャリアチェンジしました。

最近思うことその1 クラウドで置き換えられる技術を1から構築設定するのをやめる!

クラウドのフルマネージドサービスは徹底的に活用すべきだと思いました。
業務で1から構築設定して用意するのは車輪の再発明なのでサービスを素早くデリバリさせる必要がある業種では通用しないのではないのかと感じています。
(但し仕組みを知る意味での一環として構築設定するのはアリだと思います。)

最近思うことその2 コスト削減させるための自動化は当たり前、もっと自分がやるべきことを考える!

一時的に利用するシステムを稼働させっぱなしにして利用料金を垂れ流すなどのようなことがないように、CloudFormation・AWS CLIを使って作成と削除の自動化をさせる。QA、開発環境の準備で半日〜1日などかけずにスクリプトを一発叩くだけで環境のデリバリを素早く行うなど当たり前だと考えてます。本来自分がもっとやるべき業務に時間を割くべきだと考えています。例えばその人の立ち位置にもよりますが求職者の応募が増える仕組みを考える・採用面接の対応をする・育成に時間を割く・社外セミナー開催準備など企業によってはエンジニアが非エンジニア業務を担当することがあります。技術で貢献することもいいですがそれ以外でも企業にコミットすることを意識したいですね。

最近思うことその3 技術はあくまで手段!こだわりすぎも良くない!

ここ数年インフラ自動化技術は急速に発展して魅力的なミドルウェアや構成管理ツールが出てきています。本当は一つ一つ試してみたいとエンジニアとしての欲求はあるのですが全て手を出すのではなく現状の問題点や課題をクリアさせるためにどの技術を採用させるべきかあくまで手段として技術を利用するのだと思考を切り替えましょう。

今後のキャリアパスを勝手に予想

昨今ではフルスタックエンジニアというキャリアパスがありますがこれからは技術の垣根を越えたキャリアにももっとスポットが当てられるようになるのではと勝手に考えています。
例えば
インフラ技術 + 採用
インフラ技術 + マーケティング
インフラ技術 + 教育
インフラ技術 + ブランディング
インフラ技術 + セキュリティ運営(ISMS・Pマークなど)
インフラ技術 + サービス立ち上げ

最後に

技術だけ幅広く経験やスキルを磨くだけではなく他分野の業務経験・スキルは今後企業にとっても重宝されるのではないでしょうか。
個人的には業務の視野が広がり様々な視点で仕事ができるようになるのでいいことだと考えています。
技術以外はやりたくない!といった方も多いと思いますが今後はそんなことも言っていられない気もします。