ネットワーク
AP(アクセスポイント)
電波を使って無線LANクライアントと通信を行うデバイスです。無線LANクライアントは有線LANに繋がったAPを経由して、有線LANに接続します。
Ciscoが提供する、WLANで使用するAPには以下の2種類があります。
【自律型(Autonomous)AP】
IOSが動作し、AP単独でWLANを提供できます。接続機器の認証なども全てAP自身が行います。
スタンドアロン型とも呼ばれます。
【集中管理型(Lightweight)AP】
電波の送受信のみを行います。接続機器の管理や設定の管理はWLANコントローラ(WLC:Wireless LAN Controller)が行います。WLANコントローラとの通信にはCAPWAP(Control And Provisioning of Wireless Access Points:RFC 5415で定義)というプロトコルを使用します。WLANと有線LANの中継はWLANコントローラが行います。
NDPについて
(Neighbor Discovery Protocol:近隣探索プロトコル)は、IPv4のARPに相当する機能です。NDPはICMPv6を使用して、同一セグメント上の機器の探索/発見を行います。
ICMP
(Internet Control Message Protocol:インターネット制御メッセージプロトコル)があります。
ICMPは、ネットワークに異常事態が発生してエラーが発生した場合、そのことを送信者に通知するプロトコルです。
ICMPは、IPパケットのデータ部分に含まれてIPで配送されるため、その機能はIPに依存します。
「ping」や「tracert」がICMPを利用しています。
誤っている選択肢については以下の通りです。
・tracerouteは探索用パケットとしてICMPを使用する
「traceroute」はCiscoデバイスでトレースルートを行うコマンドです。
Windows PCのトレースルート(tracert)はICMPを使用して経路を探索しますが、Ciscoデバイスのトレースルート(traceroute)はICMPではなくUDPを使用して経路を探索します。
IDSとIPS
IDSとIPSはネットワークを攻撃から守るためのセキュリティ製品。
・IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)
IDSは「侵入行為を検出して、管理者に通知する」役割
・IPS(Intrusion Prevention System:侵入防止システム)
IPSは「侵入行為を検出して、侵入行為を防ぐ」役割を持ちます
以上
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