pBibtexのコンパイルエラー


卒論の時は、thebibliographyで列挙していたがそろそろBibtexを使ってみようと思い、試したがちゃんとコンパイルできるまでに小一時間かかったので、記録しておく。

Bibtexについて

Referenceを逐一thebibliographyに追加していてはキリがないので、まとめてかつ再利用できる便利なもの。あんまり詳しくわかっていないが、使っていくうちに色々便利な点が分かっていくと思う。

Bibtexの使い方

導入の仕方は、Google先生に聞けばすぐに出てくるので割愛。

Bibtex導入時の諸問題

私が導入した際に起こした問題は

I couldn't open database file file.bib
I couldn't open style file file.bst

である。簡単に言うと各ファイルが見つからんと仰せである。

bibファイルとbstファイルは環境によるのかもしれないが.texはファイルと同じディレクトリにあれば
コンパイルがうまくいくはずである。
また他の記事に書いてある通り、

kpsewhich -var-value BIBINPUTS.pbibtex
kpsewhich -var-value BSTINPUTS.pbibtex

をコマンドプロントに打ち込めば出てくるフォルダにそれぞれが入っていればコンパイルできるはずである。

上記の方法で基本的には解決できると思うのだが、なぜかわからんが私の場合うまくいかなかった。

解決策

これも元々他の記事に書いてあった方法だが、最後に少し異なる。
➀まず自身で環境変数を指定する。コントロールパネル⇒システムとセキュリティ⇒システム⇒システムの詳細設定⇒環境変数を辿ってお好きなところに設定できる。私は、自宅と研究室の両方からアクセス可能なDropboxに入れておきたかったので、そのように設定した。
➁各フォルダにbib,bstファイルを入れる。
コマンドプロンプトで mktexlsrを実行する。

もしかしたら、環境変数を設定したらmktexlsrを実行するのはセットで当たり前なのかもしれないが
tex弱者の私にはそれが分かっていなかったのが原因かもしれない。

ちなみに環境変数を自ら設定した後に上記のコマンドでBIBINPUTSが参照する場所を探しても
設定した場所が出てこない。これもよくわからんので有識者は教えてほしい。

最後に

こういっては本末転倒なのだが、私にとってTexはあくまで道具の一つなので中身がどうなっているかを理解するよりも使えることが大事なのである。理系の研究室では代々Texの使い方なんかが資料として受け継がれているなんて話を聞く。一方、(私の研究室だけかもしれないが)経済系の研究室だとそういった蓄積がないようなので1から自分でなんとかしないといけないのは少し大変である。同じ内容でお悩みの方の少しでも助けになれればと思う。

経済系向け

jecon.bstを使う際は\usepackage{natbib}を忘れずに。

追記(2020/12/22)

その後自宅で再度設定をした時に気づいたのだが、環境変数設定後はPC再起動が必要かもしれない。
もしかしたらエディタの再起動だけでも行けるかもしれないが。