PPPとPPPoE
PPP (Ponit-to-Point Protocol) とは
・ L2で2点間の拠点を通信する際に利用するプロトコル
・ WANの技術として利用される
・ 以前は上位プロトコルとのネゴシエーションは可能だったが、他ベンダ機器との疎通が取れなかった。
⇨ PPPは標準化されている為、他ベンダ機器との相互接続が可能
・ PPPは、LCPとNCPへ細分化される
・ リンク確立の為の認証方式として、PAPとCHAPの2つがある
LCP / NCPとは
LCP:リンクの確立、維持、切断のほか、認証などの機能を提供
NCP:上位のネットワーク層のプロトコルとネゴシエーションすることで、ネットワーク層でPPPを利用できるようにする
認証方式(PAP/CHAP)
PAP:平文のパスワードで認証
CHAP:文字列をハッシュ化したデータで認証
以下の2点の理由から、現在はCHAPが主流として利用されている。
・ ハッシュ前のデータを解読することはほぼ不可能
・ 定期的に異なるチャレンジコードで認証を行う
※ チャレンジコード:認証サーバがユーザへ送信するランダムな文字列
PPPoE (PPP over Ethernet)とは
・PPPフレームをEthernetフレームとしてカプセル化することにより、PPPをEthernet上で使えるようにする技術
・3つの特徴がある
1. ユーザー認証機能を持つ
2. ユーザーセッションの管理や課金
3. IPアドレスなどのネットワーク情報の割り当て
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