技術同人誌を作ってみてよかったこと


技術同人誌を作ってみた背景

まずは簡単に、どうして技術同人誌を作るに至ったのか、というところからお話ししたいと思います。
kintoneという製品をもっと多くのエンジニアに知ってもうらうため、そしてビジネスツールとしての利用が多いkintoneの可能性を広げるために何かしよう!と考えていた時に、技術同人誌というもがあることを知りました。
商業誌と違い、ページ数の制約もなく、内容的にも実験的なことができるのが魅力的で、kintoneを題材とした技術同人誌を作ってみることにしました。

やってよかったこと

売り手と買い手の距離が近い

売り手と買い手の距離がとても近いので、買ってくださる方も買わない方もどちらの反応もよくわかります。
反応がわかるだけなく、買い手にとっては、知りたいことなどを直接聞ける機会でもあるので、購入する/しないにかかわらず、会話をする機会が多いです。
その会話は、買い手と売り手(書き手)は同じ分野に何かしらの関心があるので、趣味が一致した人同士のように楽しいです。

仲間が増える/知ってもらえる

技術同人誌をきっかけに、一緒に技術同人誌を書いてみたいという方にも巡り合いました。「kintone×○○」の「○○」を増やしていきたいと考えていたので、嬉しい出来事でした。
kintoneを知らない、もしくは名前だけ知っているという方にも興味を持っていただけたのも良かったです。

モノづくりは楽しい

エンジニアはモノづくりの楽しさ(大変さも?)を知っているので言うまでもないですが、物理的な本という形になったものを手にした時の喜びはひとしおです。そして売れた時の喜びはさらに大きいものでした。

紙の本へのニーズはある

技術書典3にて、同じブース内でkintoneではない技術同人誌の紙版と電子版も販売しました。電子版の方が安いにもかかわらず紙版を購入する方も多く、「電子版だと結局読まないから紙版を買います」と言って紙版を購入された方もいらっしゃいました。
必要な情報の多くはインターネット経由で入手できるようになりましたが、紙には紙の良さがある!と実感できたのもよかったことでした。

まとめ

初めて技術同人誌を作って売ってみて、最初の1冊を手に取ってもらうまでは、どういう反応があるのか不安でした。しかし、技術書典や他のイベントに参加してみた結果、売れたり売れなかったりしますが、総合的に考えてメリットの方が多いと感じています。