TeXShopでmintedパッケージを使用する際のメモ


発端

仕事の絡みで記録して今後シェアする可能性のある情報をPDFに出力したい。
ワープロは、機種やバージョンの差が心配なので使用しない方針として、LaTeXで書いてみることに。
「LaTeX2e 美文書作成入門」の第7飯がつい最近出版されたので購入し、何度目かのLaTeXチャレンジ。
基本的な復習と、これから描くものに必要な道具の準備を始めた。
その時の自分メモをここに記録する。(PDFじゃなくてw)

やりたいこと

LaTeXの文書にハイライトしたソースを取り込みたい。
まずは、live2016 の環境にデフォルトで存在するmintedパッケージを利用したい。(他の便利そうなのは別途試したい)

前提

ソフトウェアのインストール、設定状況

Python, Pygments はインストール済み
TeXShopのタイプセットの選択: TeX + DVI

状況

\usepackage{minted} を記述してタイプセットすると次のエラーが表示される

./document.tex:9: Package minted Error: You must have `pygmentize' installed to use this package.

解決策

TeXShopの環境設定の「内部設定」タブの「パス設定」で「(pdf)Tex (デフォルト:/Library/TeX/texbin OR /usr/texbin))」フィールドに書かれている場所に、pygmentize のシンボリックリンクを作成する。

cd (pdf)Texフィールドのディレクトリ
ln -s `which pygmentize` pygmentize

その他

このほかに「内部設定」タブの「TeX+dvipdfmx / TeX+dvips+distiller」で「LaTeX」フィールドに -shell-escape フラグ指定を追加する。その際ダブルクォーテーション内に追加すること。

変更前: ptex2pdf -l -ot "-synctex=1 -file-line-error"
変更後: ptex2pdf -l -ot "-synctex=1 -file-line-error -shell-escape"