gulpの導入手順


gulpの導入手順

gulpを導入して若干経過したので、つまづいたことなどのまとめです。

想定環境

  • Windows 7 (管理者ではない)
  • コマンドプロンプト (Cygwinでは動かないコマンドがあったため)

準備

  • Node.jsをインストールする。
    • node -v を入力してバージョンが表示されればOK。
  • グローバルに gulp を入れる。
    • npm i gulp -g
    • gulpが入っているか不明なら、npm list -g gulp で調べられる。

通知設定の準備

  • コンパイルエラーなどの通知のため、Growlというソフトを入れる。
  • インストールしたら、以下を設定する。
    • Growlの [Displays] メニューで任意の表示方法を選択。
      • [Preview] で動作チェックし、[Set as Default] で設定する。
    • Growlをインストールしたディレクトリに、パスを通す。
      • C:\Program Files (x86)\Growl for Windows
  • Growlが動くかのテスト。
    • コマンドプロンプトを起動し、適当な場所に移動。
    • npm i growl でGrowlのパッケージをインストール。
    • テスト用のJSファイルを作成。
test.js
var growl = require("growl");
growl("error");
  • node test.js でGrowlの [Preview] ボタンで動作チェックしたのと同じ方法で表示されればOK。

gulpファイルの作成

  • コマンドプロンプトで作業対象ディレクトリに移動。
  • npm init でpackage.json 作成。
    • プロジェクト名などを聞かれるので適宜入力。考えるのが面倒なら全部エンターでもOK。
    • 後で変更したい場合、エディタで編集すればOK。
  • ローカルにgulpを入れる。-D で package.json に必要なパッケージとして追記。
    • npm i -D gulp
    • package.json にリポジトリなどを書いていない場合、npm WARN されるけど気にしない。
  • gulpを入れたのと同様に、必要なパッケージをばしばし入れる。ばしばし。
    • npm i -D gulp-concat
    • npm i -D gulp-htmlhint
    • npm i -D gulp-jshint
    • npm i -D gulp-kss
    • npm i -D gulp-load-plugins
    • npm i -D gulp-pleeease
    • npm i -D gulp-plumber
    • npm i -D gulp-prettify
    • npm i -D gulp-sass
    • npm i -D gulp-sourcemaps
    • npm i -D gulp-uglify
  • Windows 7の場合、以下は管理者権限でしかインストールできないので、管理者としてコマンドプロンプトを実行して入れる。使う場合は管理者じゃなくてOK。
    • npm i -D gulp-jsdoc
  • gulpfille.js を作る。
    • ファイル名はこれ固定。
    • 後は中身を書く。

gulpfile.js

全般

  • gulp ではLintなどのバリデートは監視しない。
    • 主要なエディタではLint系の機能 (パッケージ) がある。そちらを使うほうが便利。
    • 確認という作業として必要な場面があるので、gulp-htmlhint (gulp-jshint) のタスク自体は用意する。
  • アンダースコアで始まるファイルは除外する。Sassのパーシャルと同じ考え方。
gulpfile.js
gulp.src([
  "src/**/*.js",
  "!src/**/_*.js"
])

パッケージ選択の際の方針

  • 必要性を検討する。
  • タスクを分解する。
    • 監視し随時実行したほうがよいタスクか、作業として実行したほうがよいタスクか。
    • すべて反映したほうがよいタスクか、差分のみ反映のほうがよいタスクか。