crontab についての備忘録(linux)


crontabについての備忘録

linuxを触っている人には馴染みがあるcrontabについてメモ。

crontabとは?

contabとは、linuxに定期的な処理を行わせたいときに、実行内容とタイミングを記述しておくファイルのことです。
各linux内のユーザ毎に定義することができます。
定期的なバッチ処理とかを走らせたい時とかにはとても便利。

crontabの内容確認方法

現時点でどのような定義がされているかを見る方法は二つあります。
linuxコマンドベースで確認する方法と、crontabが記述されているファイルを直接参照する方法です。

コマンドで確認する場合

以下のコマンドを実行することで、現時点で設定されている内容を表示することができます。

crontab -l

ちなみに、設定されているcronの内容を編集する場合は、以下のコマンドを打てば良い。

crontab -e

編集/保存方法はviエディタと同様で、「i」ボタンで編集モード、「esc」ボタンでコマンドモードに移行。
:q!や:wqで編集を終了または保存することが可能。

コマンドを実行して、crontabの内容を参照するときに気をつけておかなければならなのは、オプションをつけずに実行してしまうこと。

もし、以下のようにオプションを何もつけずに実行してしまった場合、最悪crontab内に定義していたものが全て削除されてしまいます。

crontab

万が一、上記のようにオプションをつけずに実行してしまった場合は、焦らずに[Ctrl + C]で処理を抜けましょう。
大丈夫、落ち着いて対処すれば問題はありません。。

実態のファイルを確認する方法

linuxのコマンド操作に慣れていない人や、誤操作が怖い人は直接実態ファイルを参照する方が安全だと思います。
ただし、ルート権限になれる人に限ります。

大体は以下のフォルダ直下にcrontabの定義がされています。

/var/spool/cron/

ルートユーザになった後、上記ディレクトリに移動してみてください。
lsコマンド等でディレクトリ内を参照してみると、それぞれのユーザ毎のファイルが生成されていることが確認できると思います。
viやcatで中をのぞいてみてください。
それがcrontabの実態ファイルです。