Laravel5.8環境構築での注意点


概要

WindowsでLaravel5.8の環境構築をするにあたって1週間近くの時間を溶かしてしまったので、
そこでの個人的に注意すべきだと思った点をいくつか残しておこうと思います。

※この記事はVagrant + HomesteadでのLaravel5.8環境構築を前提としています。

【超重要】そもそもバージョンは合っているか

今回はLaravel5.8で開発しようとしているのに異なるバージョンをインストールしていたら、
場合によっては最後の最後で思い通りに動かないということもあり得ます。

※ここではsampleというフォルダ名で作成しています。
"sample"のところがフォルダ名となるので自由に読み替えてください。

誤まり

composer create-project laravel/laravel sample

これでは現行のLaravelの最新バージョンがインストールされてしまいます。

正しくは

composer create-project --prefer-dist laravel/laravel sample "5.8.*"

このように記述することで、Laravel5.8の最新バージョンが正しくインストールされます。

ちなみに

php artisan –version

このコマンドを実行すると、インストールされているLaravelのバージョンを確認することができます。
ここでは"Laravel Framework 5.8.~"となっていればOKです。

【重要】foldersのmapはフルパスで書く(Windows)

Homestead.yaml
folders:
    - map: C:\Users\Owner\Homestead\code
      to: /home/vagrant/code

Windowsでの環境構築において、Homestead.yamlファイルにおけるfoldersプロパティのmapのパスは
”C:\Users\Owner\Homestead\code”のようにフルパスで書かないと共有フォルダは作成されません。

※ここではcodeという名前の共有フォルダが作成されています。
"code"のところは作成したフォルダ名に応じて読み替えてください。

【そこそこ重要】共有フォルダはホスト側であらかじめ作成しておく

Homestead.yamlファイルの編集を終えたら、仮想マシンを起動もしくは再起動することになります。
そのときに共有フォルダ(上記のcodeフォルダ)はホスト側であらかじめ作成されている必要があり、
そうでなければ共有フォルダは自動で作成されることはなくフォルダの中身も共有されることはありません。

参考資料

Laravel 5.8 インストール
Laravel 5.8 Laravel Homestead