【gvm】Goのバージョン管理


はじめに

集団開発においてバージョンを一致させる必要があり、バージョン管理はマストの作業である.
本記事はGoにおけるバージョン管理について記録を残しておく.

Goのバージョン管理ツール 【gvm】

Goのバージョン管理ツール go version manager (以降 gvm )を扱う
https://github.com/moovweb/gvm

gvmの利用手順

gvm の利用手順は大きく以下の3つ

  1. gvmのインストール
  2. goのバージョンをインストール
  3. goの特定のバージョンを利用

1. gvmインストール

gvmのインストールはターミナル上で以下を実行する

$ bash < <(curl -s -S -L https://raw.githubusercontent.com/moovweb/gvm/master/binscripts/gvm-installer)
$ source /Users/nancy/.gvm/scripts/gvm

インストールが正しく実行されているかを確認

$ gvm version
Go Version Manager v1.0.22 installed at hoge

2. goのバージョンをインストール

gvm のインストールを確認したら開発で扱う go のバージョンを取り込む.

gvm install go1.15.6

この際、下記のようなエラーが出る場合がある.

gvm install go1.15.6
Installing go1.15.6...
 * Compiling...
ERROR: Failed to compile. Check the logs at /Users/ko-wa/.gvm/logs/go-go1.15.6-compile.log
ERROR: Failed to use installed version

このエラーが出た際の対処法としてはバイナリをインストールする.

$ gvm install go1.15.6 -B
Installing go1.15.6 from binary source

参考:https://akataworks.hatenadiary.jp/entry/2016/10/18/201025

3. goの特定のバージョンを利用

インストールしたバージョンを再度 gvm コマンドを使って切り替える.

$ gvm use go1.15.6
Now using version go1.15.6

goのバージョンを確認する.

$ go version
go version go1.15.6 darwin/amd64

既定のバージョンになっていればオッケー!

gvm を常に利用可能にする

gvm はターミナルを開き直すと利用できなくなるので、bash_profile(ターミナルが開かれる際に最初に実行される) に設定が必要

$ cat $HOME/.gvm/scripts/gvm >> ~/.bash_profile

書き込まれていれば、gvm が常に利用できる.

Go のバージョンデフォルトを変更する

最後に Go のバージョンの固定したい場合にデフォルトを変更する方法を書きます.

$ gvm use go1.15.6 --default
Now using version go1.15.6

以上で Go バージョン管理、gvm の使い方になります.