せっかくなのでAndroid N Previewの問題報告をしてみる


結論として、リアクションを受けるまではそんなに難しくなかったので、みんなやってみようよという意味で投稿

動機

AndroidのMulti-Windowモード対応についていろいろやっていると、Toolbar回りでいろいろ怪しい動きをしていた。
に加えて、こないだAndroid Developers Summit in Tokyo 2016? で積極的にIssue Trackerに報告上げてほしい(英語が拙くてもスクリーンショットくらいあればなんとかなる)とGoogleの人が話していた。
実際やり方あんまりわからないからといって報告する機会を逃すのももったいない気もした。(迷惑な話だ!笑)

せっかくなので

よし、やってみよう!と一気奮発し

"Developer preview report"をしてみることにした。

準備としてやったこと

・問題の発生源の特定
・問題の再現方法の特定
・問題が再現しているときのスクリーンショットを撮影
・撮ったスクリーンショットをGoogleDriveに上げる作業

レポートの投稿方法

1、Android Open Source Project - Issue Trackerへアクセス
2、既存のレポートにないかどうかを確認
 検索対象を"All issues"に設定、検索キーワードを入力し"search"ボタンを押下
3、既存のレポートに似たようなレポートが無い事を確認できたら、"new issue"ボタンを押下
4、テンプレート"Developer preview report"を選択
5、テンプレートをしっかり読む
 "https://developer.android.com/intl/ja/preview/support.html "と
  "https://code.google.com/p/android/issues/list?can=1&q=label%3ADevPreview-N "で
 似たような事書かれてないかチェックしてと書かれているので、後者はもうやったと思うけど、前者も確認しよう。
6、レポートをテンプレに従って英語で記述(題名"[developer preview]概要"、端末モデル、ビルド番号、発生手順)
7、GoogleDriveにあげたスクリーンショットの共有先を[email protected]にして共有リンクを取得
 画像右クリック→共有可能なリンクを取得→共有設定→”リンクを知っているユーザ全て…”の設定をオフ(特定のユーザ…)→「名前かメールアドレスを入力」とかかれている入力欄に対して[email protected]を入力→リンクをコピー→issueのレポートにコピーしたリンクを張り付ける
8、もう一度全体を見直す!
9、Word Verificationと書かれた横にある画像の数字を入力
10、submit issueを押下(これで投稿される)

11、あとは応答をひたすら待ち、追加の情報を求められているなら、その内容をコメントに追加したりする。
※応答があるとレポートする際にログインしているGoogleアカウントのメールアドレスに対して、応答があった旨のメールが届きます。

僕の場合は、一つ目のレポートはStatus: WorkingAsIntended(意図した動き=仕様動作)とすぐにステータスが変更され、簡単なコメントがついただけでした。
WorkingAsIntendedとなってしまうと、その内容に若干の不服があってコメントを追加してもたぶん取り合ってくれないので、その時はまた新しいissueを上げましょう。不服とする内容なら、先のレポートのリンクも付加するなどして説明を淹れましょう(もちろん英語で)。

おまけ

ちなみにAndroid Developers Summit in Tokyo 2016でGoogleの中の人曰く

現在はAndroid N preview 2の段階でpreview 4くらいまでやるとか。
後半になればなるほど、変更しづらいのでAndroidデベロッパーの皆さんにはN preview 2の期間に
問題報告や要望をガンガン出してほしいということでした。

おたくの会社の実装がNになると動かない!ってことが無いように!とか、こうなるとおたくの会社の開発で都合がいいのに!とか、そんな内容でも積極的に報告してほしい!採用されるかはわからないけど、採用されたら言ったもん勝ちだよ!

という感触(あくまでも個人的な感想)でおっしゃられておりました。

お詫び

Googleの中の人、本当につたない報告してごめんなさい!!

追記

追加で僕が報告したissueに応答があったので、とりあえずこんな感じということで、報告しておきます。
すでに内部でリリースされているバージョンでは問題が再現しないみたいです。Future Releaseで改善される旨のご報告をいただきました。

Googleの中の人ありがとうございました。