MariaDB10.2 でサポートされる「window関数」について

MariaDB10.2で実装予定の「window関数」について、現時点でサポートされている関数をまとめました。

【現時点でサポートされている関数】

ROW_NUMBER, RANK, DENSE_RANK, PERCENT_RANK, CUME_DIST, NTILE
FIRST_VALUE, LAST_VALUE, NTH_VALUE, LEAD, LAG
および、全ての主要な集計関数（SUM とか MIN とか）

MariaDB 10.2の環境で以下のクエリを実行すれば、各関数が使用できることを確認できます。

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create table t1 (i int);
insert into t1 values (1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(10);

select i, min(i) OVER ( partition by null order by i ) from t1;

select i, first_value(i) OVER ( partition by null order by i rows between current row and current row ) from t1;

select i, lag(i) OVER ( partition by null order by i ) from t1;

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※ なお、first_value()関数にはバグがあることが報告されています。
　 こちらは、10.2.4で修正されます。
　 https://jira.mariadb.org/browse/MDEV-11746

MariaDB 10.2 のwindow関数に関しては、以下のマニュアルおよび記事に記載があります。

https://mariadb.com/kb/en/mariadb/window-functions/
https://www.fromdual.com/mariadb-10-2-window-function-examples

なお、window関数および関連マニュアルについては、現在「開発中」のステータスのため、
今後内容が変更される可能性があります。