raspberrypiでredisとphpredisadminを使う


概要

  • redisのインストール
  • phpとapacheのインストール
  • phpredisadminをインストールするためのcomposerのセットアップ
  • phpredisadminのインストール
  • phpredisadminの設定

redisのインストール

raspberrypiで運用しているOSがraspbian whezzy/jessieの場合は、

# apt-get install redis-server

でインストールできます。
それぞれの場合においてインストールされるバージョンは、raspbian whezzyの場合、

# redis-server -v
Redis server version 2.4.14 (00000000:0)

raspbian jessieの場合は、

# redis-server -v
Redis server v=2.8.17 

です。
raspbian whezzyの場合はphpredisadminを使用するにあたり、設定ファイルを作成する必要があります。
詳細は「phpredisadminの設定」のセッションで説明します。

phpとapacheのインストール

すでにapacheをインストールされている方はphp5ともにインストールされているはずなのでインストールせずに次のセッションへ進んでください。

phpredisadminを実行するにはブラウザ経由で表示させる必要があるので、phpとapacheをインストールします。
以下のコマンドでインストールできます。

# apt-get install php5 apache2

もし、上記のコマンドを実行した際に、「パッケージの取得ができませんでした。」という旨の通知があった場合は、

# apt-get update

を実行してから、再度試してください。

composerのセットアップ

phpredisadminはaptのパッケージにはまとめられていないので、composerを用いてインストールします。

まず、composerのスクリプトファイルをcurlコマンドで取得します。

# curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

次にこの取得したcomposerのスクリプトファイルをパスを通すために/usr/local/binに移動させます。

# mv composer.phar /usr/local/bin/

そして、移動させたフォルダへ移動させ、シンボリンクをcomposerで作成し、以降はcomposerで通せるようにします。

# cd /usr/local/bin
# ln -s composer.phar composer

以上で

# composer ...

で使えるようになります。

phpredisadminのインストール

先ほど導入したcomposerを用います。

インストールしたいフォルダに移動させます。
以下の場合は、apacheのデフォルトドキュメントルートにインストールする設定です。

# cd /var/www/html
# composer create-project -s dev erik-dubbelboer/php-redis-admin phpredisadmin

phpredisadminの設定

前述したとおり、raspbian whezzyの場合は、phpredisadminで用いるコマンドが異なるため、使うコマンドを変更するように設定ファイルに記述する必要があります。
そこで、phpredisadminをインストールしたディレクトリへ移動します。

# cd phpredisadmin/includes

以下のコマンドでサンプルの設定ファイルをコピーします。

# cp -p config.sample.inc.php config.inc.php

コピーしたファイルを開き、以下の箇所を変更します。

# nano config.inc.php
config.inc.php
'keys' => true

最後にapacheとredisを起動させ、

http://localhost/phpredisadmin

にアクセスすると、redisをブラウザから操作できます。