Ethereum開発環境構築:Windows編


Note:記事は執筆時点(2018年6月)の内容です。技術の進歩が早く、今後陳腐化する可能性もあるのでご留意ください。

はじめに

  • Ethereumをローカル(Windows)で開発するのに必要な環境構築を行います

作業の流れ

  1. WSL(Ubuntu)のインストール
  2. WSL(Ubuntu)の起動
  3. インストール事前準備
  4. node/truffle/ganache-cliのインストール
  5. WSL(Ubuntu)の共有フォルダ設定
  6. Visual Studio Codeのインストール
  7. Visual Studio CodeのPluginのインストール

【手順1】WSL(Ubuntu)のインストール

  • Powershellを管理者モードで起動。以下コマンドにて、WSLを有効化する。
# WSLの有効化
$ Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
  • Microsoft Storeを起動
  • Ubuntuで検索して、インストール

Related Link

How to install Truffle & TestRPC on Ubuntu or Windows 10 with “Windows subsystem for Linux”

Install the Windows Subsystem for Linux

【手順2】WSL(Ubuntu)の起動

  • Ubuntuをスタートメニューから起動する
  • 初回起動時にUser/Passを聞かれるので、設定する

Note:UserはWindowsのユーザとは異なるユーザでよい

Related Link

WSL : Windows で Ubuntu環境 を実行する

【手順3】インストール事前準備

  • 起動したUbuntuにて、以下コマンドを実行

Ubuntuの最新化

# Ubuntuの最新化
$ sudo apt-get update -y && sudo apt-get upgrade -y

build essentialとpythonのインストール

# build essentialとpythonのインストール
$ sudo apt install build-essential python -y

nvmのインストール

# nvmのインストール
$ curl -o- https://raw.githubusercontent.com/creationix/nvm/v0.33.11/install.sh | bash

ターミナルの再起動

# ターミナルの再起動
$ exec bash

【手順4】node/truffle/ganache-cliのインストール

  • 手順3のターミナルで、以下コマンドを実行

nodeのインストール

# nodeのインストール
$ nvm install node

truffle/ganache-cliのインストール

# truffle/ganache-cliのインストール
$ npm install -g truffle ganache-cli

【手順5】WSL(Ubuntu)の共有フォルダ設定

  • Windows側とUbuntu側でファイルのやりとりするフォルダを作成する
  • c:\Users<username><your-folder>にフォルダ作成

bashのカレントディレクトリを変更する

# viで.bashrcを編集
$ vi .bashrc

# viにて編集
cd /mnt/c/Users/<username>/<your-folder>  をファイルの最後に追加

Note:次回ログイン時に、カレントディレクトリが/mnt/c/Users/<username>/<your-folder>になる

【手順6】Visual Studio Codeのインストール

  • Visual Studio Codeをダウンロードしてインストール

Note:インストール済みの場合は、本手順はスキップ

Related Link

Visual Studio Code

【手順7】Visual Studio CodeのPluginのインストール

  • 以下のプラグインをインストール

    • solidity
    • Material Icon Theme
  • Icon Themeを有効化

    • File –> Preferences –> File Icon Theme

Note:Material Icon ThemeのダウンロードとIcon Themeは必須ではない。

Related Link

Configuring Visual Studio code for Ethereum Blockchain development