ネットワークって?


はじめに

私が業界に入ったときにはいまのネットワークなんてありませんでした。
そこで、ちょっと復習をかねてネットワークの種類について書きたいと思います。

ネットワークとは?

昔は企業内のコンピュータは端末単体でスタンドアローン状態で利用していました。
技術の進化につれて、コンピュータは相互に接続し利用され複数台のコンピュータをケーブルや電波などで相互に接続を行い、情報の共有する仕組みをコンピュータネットワークと言います。

コンピュータネットワークの分類

コンピュータネットワークは規模に応じてLANWANインターネットに大きく分類されます。

・LAN (Local Area Network)
同じ建物の中にあるコンピュータ、プリンタ、サーバなどを接続してデータをやり取りするネットワークです。
LANといっても、家庭内で数台のPCを相互接続しているLAN(家庭内LAN)や、企業内で数百台のPCなどを相互接続しているLAN(企業内LAN)などがあります。

・WAN (Wide Area Network)
地理的に離れた場所にあるコンピュータ(例:東京~大阪)など相互接続を行い、データをやり取りするネットワークのことです。
WANはNTTKDDIソフトバンクといった通信事業者が提供するサービス(広域イーサネット、IP-VPNなど)を利用して接続します。
このWANによって、本社と支店の企業内LANを相互接続したりします。

・インターネット
これはみなさんにとってごく身近なものですね!
世界の全てのネットワークを相互接続した巨大なコンピュータネットワークです。
家庭内LAN、企業内LANなど世界中の様々なネットワークに接続されています。
インターネットは全体を統括するサーバーは存在せず、全世界に分散された無数のサーバーが少しずつサービスを提供することで成り立っています。
インターネットは、PCだけではなくスマホなどの様々なメディアから接続していろいろな情報を共有することができる便利なサービスですね。

・イントラネット(おまけ)
インターネット標準技術を用いて構築された企業内ネットワークのことです。
インターネット標準技術とは、プロトコルにTCP/IPを利用した電子メール、Webのシステム等のことです。
イントラネットでは特定の組織内メンバーだけが閲覧できるWebサーバがあったり、特定の組織内のメンバーだけでメールの送受信ができるなど閉じたネットワークのことです。
企業内のグループウェアなどによく使われてますね。

ネットワーク化が進んで

パソコンをネットワークに接続することにより、複数のPCがプリンターの利用を共有することができ(ハードウェアの共有)、サーバー内にあるファイルデータを複数のPCで共有できたりしてとても便利になりました。
そして、インターネット接続できればブラウザでいろいろな情報を収集することができ、メールやチャットにより世界中の人ととのコミュニティーも気軽になってきました。
その反面、ウィルス等により情報漏洩の危機も身近なものになってきていますので、利用には十分注意をはらい、楽しくネットワークを利用しましょう。