ネットワークストレージについて


ストレージとは?

ストレージとは、デジタル情報を記憶/保存する装置(ハードディスク、MO、CD-R、磁気テープ等)のことです。
ストレージの接続形態にはDAS(Direct Attached Storage)NAS(Network Attached Storage)SAN(Storage Area Network)の大きく3種類があります。
DASはストレージをサーバなどに直接接続する形態、NASSANはストレージをネットワーク上に接続する形態でネットワークストレージといいます。

DAS ( Direct Attached Storage )

DASは、1台のサーバなどに直接接続する形態のことです。
ストレージの接続にはATASATASCSISASがプロトコルとして用いられます。
DASの構成では、接続に専門知識の必要がなく増設も容易なところがメリットですが、複数のサーバでストレージを共有することができないデメリットがあります。

NAS ( Network Attached Storage )

NASは、ネットワークを介して接続する形態のことです。
または、ネットワークを介し利用するストレージそのものを指します。
NASは「ハードディスク、LANインターフェース、簡易OS」などで構成されるファイルサーバ専用機なので、LAN接続型ハードディスクとも呼ばれています。
NASは、WindowsMACLinuxなどの各OSのファイル共有プロトコルをサポートしています。
NASに関しては、みなさん馴染みがあるストレージだと思います
NASは外付け型ハードディスクとは違います。外付け型ハードディスクの場合はLANではなくUSBIEEE1394経由でファイルアクセスを行います。

SAN ( Storage Area Network )

SANは、ストレージとサーバ間をファイバチャネルで接続したストレージ専用のネットワークのことでサーバなどのコンピュータと周辺機器を接続し、高速伝送を可能にする方式です。
ファイバチャネルには光ファイバーを使用して、LANとは独立したストレージ専用のネットワークが構築されます。
NASは、CIFSNFSAFP等のファイル共有プロトコルは問題なく使用できるのですが、一部のデータベースアプリには適していないところがデメリットです。
SANでは幅広いアプリに対応しているところがメリットになる一方、DASNASに比べて導入コストが高いこと、導入に際しても高度な専門知識が必要となるデメリットがあります。
NASではファイルシステムを介しストレージ装置を利用しますが、SANではハードディスク等のストレージ装置そのものを共有します。

図がないとわかりづらいですね。。。
時間があるときにでも、図を挿入したいと思います。。。